『みんな輝ける子に』からの学び①

11月4日付け本ブログ(『「がんばれ」より「がんばってるね」』)でご紹介させていただいた本『みんな輝ける子に』が手元に届いて読み進めています。最近、集中+連続して読書をすることが苦手になりつつあり、なかなかページが進まないですが…。苦笑

その本の中からの学びをいくつかご紹介したいと思います。

その1つめは“相手の心を開かせる大切なポイント”。ここでは、子どもたちに対してお父さんやお母さんが話したり、接したりする時のポイントとして考えますが、会社や社会の中での大人どうしの関係の中でも十分に活用できる方法です。

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(1)総論オーケー、各論ダメ
まず相手に「あなたオーケーな人ですよ。だけど、各論、この部分はダメですよ」というように伝えていくのを基本の形にする。いけないのは、逆の総論ダメ、各論オーケー。「あなたはダメな人。だけど、いいところもある」では、最初の段階で相手は心を閉ざして後半を聞いてくれていない。まずはしっかり「あなたはオーケーはな人ですよ」ということを伝える。

(2)サンドイッチ法
何か相手の悪いところを伝えようとする場合は、必ず相手のよいところで前後を挟む。こうすると、実際は注意されたのに、なんだかほめられた気になって、ミスを認めつつ、挽回するためにがんばろうという気持ちになる。

(3)シーソーの法則
(1)や(2)でも相手が心を開いてくれない場合に利用する方法。相手の心をこちらに開かせる時には、‘相手を持ち上げる’、そして‘自分を下げる’。そうすると、相手の心はこちらに来てくれる。

(4)相手の問題は相手から言ってもらう
相手に欠点があったとしても、こちらからそれを指摘するのではなく、相手に自分から言ってもらうように話を進める。

簡単に言えば、すべてに共通するポイントは、相手にメッセージを伝えたい場合、自分を主体にするのではなく、必ず、相手を主体にして話したり、聞いたりするということ。

そして本の中ではここにもうひとつ加えるべきエッセンスをこう書かれていました。

「相手の力になりたい」という気持ちをもって接すること。それがなくては、ポイントは単なるテクニックにしか過ぎなくなり、それはそのまま相手に伝わってしまうもの。まずはしっかりこの気持ちをもって相手と向き合うことが大切である。

まさにその通りだと思います。

特に子どもたちはとても敏感です。こちらの言動はすべて見透かされているのではないか?と思うぐらい、いろんなことによく気付いていて、相手が自分の味方であるか?敵であるか?ということを本当に的確に見抜いています。

だからこそ、こちらもそれに負けないだけの真剣な気持ちや思いをもって、誠実に向き合うことが大切であり、その上で上記のようなポイントをしっかり押さえて接することで、ちゃんと心を開いてくれるのだと思います。

あたり前に感じることだけど、人間はどうしても感情が先走ってしまうことの方が多いので、実際にはなかなか実践できていないことばかりではないでしょうか?

いろんなポイントをしっかり意識して、きちんと子どもたちと向き合い、心をつないでいきましょう☆

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