子どもたちが勉強をする環境には、机とイスがあり、そのイスに座って机を使って子どもたちが勉強をするという光景が一般的ですが…。
アメリカでの研究で、イスに座らず、立った状態で授業を受けた方が「子どもたちの集中力が高まる」「授業に積極的に参加する」といった傾向が見られるという結果が出たという。
これはテキサス州にあるA&Mヘルス・サイエンス・センターの研究チームが小学2年生~4年生の学童300人を対象に授業中の様子を
1.どのくらい手を挙げるか
2.どんなふうに質問に答えているか
3.議論に参加しているか
といった点について言動をモニターしその結果をまとめたものだ。
その結果、座っている子どもに対して立っている子どもの方が、授業に集中し、積極的に発言する様子が見られ、授業への参加度では立っている場合の方が12%高く、学習に没頭する時間も7分間長いというデータが出たという。
この結果について研究の中心人物であるマーク・ベンデン准教授は「座位から立位に姿勢を変えるだけで授業の邪魔になるような問題行動を減らすことができ、なおかつ集中力も高められるというのは驚きだが、もしかしたら、人は地面に足をつけていた方が物事をよく考えられるようにできているのかもしれない」と話している。
とは言え、座って授業を受けることがあたり前になっている今の教育現場の実情から考えて、立って授業を受けるようにすることは難しいことだし、何より体力が低下している子どもたちにとって仮に集中力の継続時間が伸びたとしても、相対的に授業時間(立っている時間)そのものが減ってしまったのではどちらがメリットになるかわからない気も…。
自分の子どもの頃の経験を思い出してみると、よく授業中に悪さして立った(立たされた)まま授業受けていたけど、結果が良くなったような気がしないのは私だけ!?!? 笑