「それはダメ!!」
「それはイヤ!!」
相手の意見に対して、否定することは簡単で誰にでもできること。でも、それは正確に言うと否定をしているのではなく反対している、もしくは拒否しているだけの話で、本当の意味で否定しているということではないし、否定をするということはそんなに簡単なことではない。
本当の意味で否定をする場合には2つの要素がきちんと盛り込めていてこそ、意味のある意見として成立すると思っています。
①否定の根拠を明確にすること
②その案に対する否定後の代替案を提示すること
なぜそれではいけないのかを明確にしないと相手に否定をしていることが伝わらないし、その否定を素直に納得できたり、簡単に受け入れたりすることができない。
加えて、そこにしっかりとした代替案があって、否定と同時に提案が示されることで、初めてそこから議論が停滞することなく先に進むわけで、それがなかったら「じゃあ、どうするの?」ということになるだけ…。
それが職場での仕事の場面であれ、社会のいろいろな場面であれ、とにかく人と人とが関わる場面において意見を述べる必要があり、否定をしなければいけない時には、そこまでのことをしっかり意識して自分の意見を相手に伝えるようにして欲しい。
それがきちんとできるようになると、仮に意見が対立する場面であっても、きちんと相手の意見を尊重し、お互いが前向きに仕事に取り組め、次に繋がっていけると思うので…。