みなさんも『小1の壁』という言葉を聞いたことがあると思います。
以前、本ブログでも、この『小1の壁』に関する内容で、イタリアでの素晴らしい取り組みについて少し書いたことがあります(『2016年10月5日付本ブログ『子どもに寄り添う丁寧な教育システム【イタリア】』)が、今回は、大人が考えている『小1の壁』と、それに対する子どもたちの本音について、問題提起の形で掲載されていた記事を読み、感じること、いろいろ考えることがありましたので、記事のご紹介がてら思ったことを書かせてもらいたいと思います。
記事を書かれていたのは、平岩国泰さんという放課後NPOアフタースクール代表理事の方。その記事のタイトルが、
放課後の行き場を失う「小1の壁」 ~今こそ考えたい、子どもが放課後に本当にやりたいこと~
です。上記タイトルに記事へのリンクを貼っておりますので、原文はそちらをご覧ください。
子どもたちのことを第一に考えて、安全に過ごせる環境や体制を求めることは大人としてあたり前のこと。その中で、仕事の関係や家庭の事情等により、なかなか理想的な環境を整え切れない中でどうすればいいか悩む保護者が多いのもあたり前のこと。そして、その過程で出てきた『小1の壁』問題。
ただ、それらはすべて大人が主体の考えの中から出てきている問題であって、当事者である子どもたち自身の本音の部分が置き去りにされてしまっていることに焦点を当てているのがこの記事のポイントであり、その子どもたちの本音の部分に具体的に触れているところが非常に興味深いです。
というのも、こちらの法人が「放課後や夏休みにやってみたいことは何ですか?」と全国の小学生1,000人以上に対して行なったアンケートの結果、ベスト10の中の6割が外遊びに関するものであ理、ベスト3は、
1位 サッカー
2位 ドッジボール
3位 鬼ごっこ
という何とも子どもらしい結果。もちろん、ベスト10の中にゲームは入っていますが、それを抑えて、外遊びをしたいと思っている子どもたちが多いことがとてもうれしく思えて仕方なかったです。
そして、もう1つ。子どもたちの本音を知る上でとても大切なキーワードがこのアンケートでは確認できたとのこと。その内容も、読むと思わずこちらが微笑みたくなるようなうれしい内容と、逆にちょっと不安になる内容と2つの要素が含まれていました。。その点については、ここでは触れませんので、是非、上記リンクから記事を読んでみてください。
とにもかくにも、いつの時代も子どもはやっぱり子どもであり、子どもらしく外で遊ぶことを望んでいるということ。ということは、我々大人は、そんな子どもたちの本音で望んでいる思いを叶えてあげられるような環境づくりを目指さないといけないですね。
外で子どもが元気に遊んでいる姿と声。昔はあたり前だったそんな光景がもっともっと見られるようになったらいいですね☆