参院選

今日、夏の参院選が告示され、最終的に433人の立候補者で3.6倍の倍率だとか。

こんなことを言ってはなんだが、いつも通りさして興味のない話。

自民党や公明党の与党サイドは「ねじれ国会の解消を!!」なんて声高々に訴えているが、そのあたりは自民党や公明党ががんばらなくても(!?)、野党側にその力がないから簡単にひっくり返るんだろうし…。

もちろん、あたり前のように各政党からいろんな公約が出されているし、スローガンも掲げられているようだが、どうも絵空事にしか思えない。
議席を確保するためだけの公約やスローガンはいらないから、本当の意味で日本をよくするための政治を行なう上での公約やスローガンを掲げて欲しいものだ。

それはさておき、今回の参院選の目玉はそんなことではなく、なんといっても『インターネットの解禁』だろう。

今では、日常生活の中にあたり前に普及し、とても便利なツールであるインターネットを使った選挙戦。
候補者にとっては有効活用できるツールであることは間違いないが、使い方を一歩間違えれば一発でその実を滅ぼしてしまう可能性も秘めた諸刃の剣。

このネット選挙に関して、報道番組のコメンテーターなども、「候補者の本音の部分を知ることができる、有権者にとって有利な道具」的な発言をしている人もたくさんいた。

たしかにその通りだろう。

どれだけ慎重になっていても、人間はフッと気が抜けた瞬間にその本質を出してしまうことが少なくない。
特に政治家という人種の人たちは、有権者の前では頭は低いが、頭の中では上から見下しているような人がたくさんいるから、その本音の部分がネット選挙で垣間見れたらきっと面白いことになるだろう。

すべての人がそうだとは言わないが、当選するためにはなんでもあり的な考えを持っている人が多いみたいなので…。

先日もあるイベント会場に一人の政治家が顔を出していた。

事前に「売込み的な喋りはなし」という約束をしていたにもかかわらず、案の定、約束を違えて売込み的なトークに時間を費やし始めた。

挙句の果てに、そのトークの中には「昨年もこのイベントに参加させていただきましたが…。」なんて話はじめるから耳と疑い、思わずツッコミを入れたくなった。

「私も昨年もこの会場にお邪魔していましたが、あなたのお姿は拝見しておりませんが!?!?」って…。

その事実を知らない人がその話を聞いたら、「熱心に足を運んで…」って思うのかもしれないけど、知っている人たちから見れば「政治かって平気でウソつく人たち」としか思えない。

いろんなとこに顔出して顔売って、一票を投じてもらって当選することに全力を尽くす。
当選後の任期中は、政治はそっちのけでひたすら次の選挙に向けての地盤作りに精を出す。

そんな人たちに集大成の選挙本番。

これから約2週間、いろんなところで“舌戦”が繰り広げられ、ネットの世界でもいろんな発言や情報が飛び交うだろう。

そんな中で、どんな失言や本音が飛び出し、何人の候補者が失態をさらけ出すかが今回の参院選の一番の楽しみ。

そんなとこに選挙の楽しみを見出すってダメかなぁ…???(笑)

-ひとり言

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