『勉強する』『仕事をする』という活動でもそうですが、根本的なことから言えば『生活する』ということ全般を通して、何もしないという場合を除けば、その対極には必ず『行動する』という基本原則があります。
そして、その行動の入り口は2つ。
“人から言われて行動する”
“自分で考えて行動する”
「そんなあたりまえの話を今さら…???」と思われるかもしれませんが、最近、仕事を通して働く人の意識レベルの問題を会議やミーティングで話をしたり、子どもたちの学習や生活のことについて保護者と話をしたりしている中で非常に多く論点に上がるポイントです。
例えば、働く人たちで言えば、20代の人たちから60代、70代の人たちまでいれば、生きてきた時間も時代背景も異なるため、同一基準で括ることができないのは当然にしても「時代が違う」の一言で片付けることができない違いを感じます。
その最たるものが先にも述べた行動原理。俗に言う『指示待ち人間』や『マニュアル人間』が多いため、決して仕事効率がいいとは言えないのが現実だと思います。
子どもたちに身に付けてもらいたい力の一つ
だからこそ“自分で考えて行動する”という力をしっかりと身に付けて社会に巣立って行けるように、子どもたちには考える場面をできるだけ多く与え、まずは自分なりの答えを導き出すようにしてもらってます。
ただ…。
今回、この話をする中で“自分で考えて行動する”ことがいいことで、“人から言われて行動する”ことがダメだと言っているのではありません。そこのところは勘違いしないでください。
言わんとしていることは、最終目標としての“自分で考えて行動する”に辿り着くための導入段階として、“人から言われて行動する”ということをきちんとこなすせるようになるということ、そしてその過程を通して“自分で考えて行動する”ことの行動基準や自分なりのルールを作るということが必要だと考えています。いわゆる『模倣』から始めて『オリジナリティー』へと変化させられればいいのです。
『学ぶ』の語源は『真似ぶ(真似る)』であり、格闘技や書道などにおいても、まずは師匠であったり、上手な人の真似がスタートになります。それと同じです。
第一段階…いい意味で“人から言われて行動する”
第二段階…経験を元に“自分で考えて行動する”
そんな力を、子どもたちにはしっかりと身に付けて欲しいな♪♪
と、七夕の夜に願い事☆