難しい!?

中学2年生の子どもたちは、今、数学で連立方程式を一生懸命をがんばっています。
今日も家庭教師先でYくんと一緒にいろんなパターンの計算問題や文章題を解きました。
基本的な加減法や代入法はちゃんとマスターし、ほとんど間違えることなく解けているのに、( )のある問題や分数・小数の問題になった途端に解けなくなって…。
自分が計算が行き詰まって解けなかったり、答えを間違えたりすると、決まって「この問題難しい!!」を連呼します。
問題を解いているのを最初から一緒に見直してみると、写し間違いや単純な計算ミスがほとんどで、問題の難易度が上がったことによる計算ルールの複雑さからくる間違いはほとんどなし。
それって“難しい”ってことになるのかなぁ…?
計算問題なんて、どう考えてみたところで『+・-・×・÷』の四則計算しかなくて、問題の難易度をあげるには計算過程を煩雑化させるぐらいしかない。
つまり、難しくなるのではなく、面倒くさくなるだけ。
ということは、横着をすることなく、丁寧にきちんと解け進めていけば絶対解けるということ。
計算ルールそのものが複雑で、それを理解できないんなら“難しい”と表現してもいいと思うけど、計算ルールは理解した上でその過程をきちんとこなせずに間違えるということに対して“難しい”という言葉を使うのは…。
単なる逃げの言葉で使ってる気がするんですけど
これは別に連立方程式の問題に限った話ではなく、勉強全般について言えること。
“難しい”という言葉で片付けるということは、それを理由に間違えることやできないことを正当化してしまうということであり、それは自分の成長を妨げる大きな要因となる。
まずは簡単にあきらめて投げ出したり、自分で勝手に壁や限界を作らないこと。
自分の力を信じて、最後まで精一杯がんばれ!!

-授業風景

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