計算の場面で指を使うこと

このことについては以前にも本ブログで触れたことがあるような無いような…。
そこはたいした問題じゃないので、そのあたりはスルーして本題へ。

相談に来られる保護者の方々からよく相談を受ける内容に「〇年生になったのにまだ計算で指を使っているのですが…。」というのがあります。その際いつも逆に質問で返させていただいています。

「計算で指使っちゃダメなんですか?」

すると、大体決まったお返事が返ってきます。

「ダメってわけじゃないけど、使うよりは使わない方がいいですよね?」

はい。たしかにそれはその通りだと思います。そこは肯定した上で、もう一度こう質問させていただきます。

「では、指を使ってテストが満点になるのと、無理やり指を使わせないようにして50点のテストを持って帰ってくるのとどっちがいいですか?」

するとみなさん答えます。「それは満点の方がいいです。」って…。

ですよねぇ~。

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指を使って計算することと、具体物を使って計算をすることと、鉛筆で図などを書いて計算することと、電卓を使って計算することと一体何が違うんでしょうか?大切なことは、手段ではなく、正解を出せるという結果であり、正解することができたという喜びではないですか?

そうやってどんどん正解が多くなり、計算すること自体が楽しくなり、楽しみながらたくさん計算しているうちにどんどん頭の中で計算のイメージ化が出来たり、数字の概念が理解できて、自然と指は使わなくなります。だから、それまでゆっくり待ってあげてください。

って思ってるんですけど、今日相談に来られた保護者の方からこんな話を聞きました。

「担任の先生から、『指を使わずに計算をさせるようにしてください。』と言われて、今、少しずつがんばっているんですが、なかなかうまくいかなくて…。」

ちなみにその子は“まだ”小学1年生です。そんなことをおっしゃられる小学1年生の担任の先生がいらっしゃるとはちょっぴり驚きでした。

もちろん、その保護者の方と上記の会話をしたことは言うまでもありません。

教育に関する考え方はいくつもあり、絶対的な正解がないこともわかっています。

でも…。

いや、だからこそ、「みんなが使わなくなっているから、指を使わないように。」なんていう画一的な指導ではなく、その子が嫌になることがなく、楽しいと感じられ、またがんばろうって思えるようにしてあげるために何が一番大事なのかを考えて指導する必要があると思います。

計算で指を使う。大いに結構!!

Selfishでは使えるものは何でも使って、正しい答えを導き出し、喜びを感じ、成長してもらえるような指導をこれからもやっていきます♪♪(^^)v

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