「子どもを持つ親の子どもへの想いは無限の可能性を持っている。」
そんなことを思えると同時に、虫歯で悩んでいる子どもたちにとって、朗報とも言える情報を見つけました!!
さいたま市のIT会社役員のお父さんが、自閉症の長男が歯科の治療機器を怖がって苦労した経験を生かして、治療前の子どもたちにイラストなどで治療内容を説明して不安を和らげるアプリを開発したという。
「はっするでんたー」というiPad用のこのアプリは、イラストや写真を使って様々な治療シーンを説明するもの。子どもたちは事前に治療の流れがわかることで見通しが立ち、落ち着いて治療を受けられる。
開発のきっかけは、息子さんが5歳の時に虫歯治療に行った際、自閉症の息子さんが多くの機器や鋭い治療音でパニックになったこと。自閉症に限らず、発達障がいのある子どもたちは刺激が苦手だったり、音に過敏だったりすることが多い。息子さんは治療の際に危険防止の専用ネットで体を巻かれ、口を開ける器具を入れての治療だったが、大泣きをし、吐いた物が喉に入ってしまった呼吸困難を起こしてしまい大変だったそうだ。
その後、息子さんが安全に治療を受けられる方法を求めていたお父さんは、手製の絵カードで事前に診療内容を説明してから治療をしている病院を知り、そこに息子さんを連れて行ったところ、安心して治療を受けることができた。その絵カードをさらに進化させてアプリとすることで、音や動画を入れ、より子どもたちに伝わりやすくする。加えて、アプリとなれば、手製で作る必要もなく、よりたくさんの歯科で子どもたちの治療に役立てることができるとの想いで開発したというから、親の子どもへの想いって本当にすごいなぁ~って感心してしまう。
実際、試験機による試験稼働で障がいの有無に関わらず、子どもたちの治療に役立っているという報告がなされているそうで、来春には販売に向けて進んでいるそうです。このアプリが広く使われるようになることで、虫歯の子どもたちが少しでも嫌がらずに治療できるようになるといいですね☆