まずは、一冊の本をご紹介。
この本についての記事(ダ・ヴィンチニュース8月17日配信分)の内容を抜粋しながら、家庭学習で算数を教えることの重要さをお伝えしたいと思います。
算数を解く力は、大人になった時に必要になる問題解決能力に直結するという。具体的には、『情報収集能力/検索力/構成力/分解力/具体化力/発想力/推理力/洞察力』という複数の力を総合的に活用しながら問題を解いていくのが算数。
具体的には、問題に対峙した時、公式や問題例など、あらかじめ“収集”してある知識の中から、必要な情報を“検索”して“構成”する。問題が複雑なら“分解”するし、数字をあてはめて“具体化”もする。こうして、いくつもの解き方を“発想”し、“推理”し、“洞察”することで物事の規則性を見つけ出していく。
この思考過程をきちんとこなしながら算数の問題を解いていくことで、論理的思考能力を鍛えることができる。そのためには、解き方のわからない算数の問題に直面した時にも決してあきめずに試行錯誤を繰り返しながら解くことで重要。
こうして身に付けたロジカルな思考能力が、社会人になって直面した問題を筋道を立てて解決する能力として役に立つ。難しい問題に直面するとすぐにあきらめたり、逃げ出したりする今の子どもたちや若い世代に欠けているもっとも身に付けて欲しい力の一つだ。
ただ、そのためにはそういった算数の問題に直面した時に、十分な時間をかけてとことん取り組む必要があるが、これは学校ではできないことだし、塾としてもなかなか取り組むことが難しい勉強のやり方。まぁ、Selfishではその必要性を保護者の方がきちんと理解してくださればどれだけでも時間をかけて取り組みますけど♪♪(^^)v
それは置いといて、一般的に学校や塾ではなかなか取り組むことが難しい学習の進め方だからこそ、家庭の出番というわけだ。保護者の方が子どもたちと向き合い、ゆっくり時間をかけて、子どもたちにロジカルな思考回路を構築する努力をすることで、将来社会人になった時に絶対に本人を助けてくれる大きな力を育てられるのだ。
やるとやらないとでは未来に大きな差が生まれることは必至。
なかなか大変で難しいということは重々承知の上でのご提案。まずは、この本を手に取ることから始めてみるだけでも何かが変わるかも!?!?