『オンライン学習』と『リモート学習』。世界では3人に1人が…

その良し悪しは別として、コロナ禍では子どもたちの学習機会を守るためにオンライン学習がどんどん増えたことは記憶に新しい。というより、小学校、中学校、高校までは対面授業が復活しているし、大学でも後期の授業ぐらいから少しずつ対面授業が行なわれるようになってきているが、まだオンライン授業を利用している大学も多い。

それは学校教育だけに限らず、塾業界においてもその波はやって来ていて、オンライン学習を利用するようになった塾も多い。

日本以外の国でのそういった学習環境はどうなのか?ということについて、ユニセフ(国連児童基金)が2020年8月に発表したデータがある。

そのデータによると、世界中の学齢期の子どもの3人に1人がリモート学習を利用できておらず、その数はおよそ4億6300万人にものぼるという。驚くべき数字である。

そんな記事を見たときに、これは世界中での話であり、そういう視点でいえば、ここ日本ですらネット環境であったり、ICT機器の関係であったりといった、いうなればハード面の関係でオンライン学習の環境が整わず、そこでも教育格差が…という話になっていたのだから、途上国などでは、そういった環境が整うことは非常に難しい状況であることは想像に難くないので、この発表の数字自体にそれほどの驚きはなかった。

だが、記事を読み進めていて驚いたのが、自分の頭の中にあった『オンライン学習』と、このデータの『リモート学習』が似て異なるものであるという事実。

世界中でいうテレビやラジオでアクセスする勉強方法や学校の宿題を家で行なうだけのアナログ形式のものも含めて『リモート学習』(Distance Learning)と呼ばれていて、このデータはそれに基づく数字。すなわち、日本でいうところの『オンライン学習』のようにオンラインにてPCやタブレット、スマホ等で授業で受けられるようなレベルの話ではない。その事実と、それに照らし合わせて考えると、その数字の低さに驚くばかり。

もちろん、アフリカや南アジアといった地域を中心に生活のために家の手伝いや仕事をしなければいけない子どもたちもたくさんいて教育を受けられない子どもたちがたくさんいることは知ってはいたが、それが3人に1人にものぼるとは思っていなかったので、いろんな意味で自分の認識の甘さ、知識の少なさを痛感した。

子どもたちの学びの保障。

日本だけの話ではなく、世界全体で真剣に考え、取り組まないといけない大きな課題であり、そこをなんらかの形で改善していかないと世界の中での教育の地域格差は広がる一方だし、貧困問題などの解決にもつながらない。

自分にできることは何なんだろう…。

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