菅内閣の教育改革の柱の一つとして少人数学級の拡充という方向性が文部科学省にて検討が進められていることが報じられている。
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記事によると、現行の1クラス40人(小学1年生は35人)から1クラス30人程度とする案で来年度から段階的な導入を目指しているとのこと。
目的としては、新型コロナウイルス対策の一つとして教室内での3密を回避することが挙げられているが、少人数学級にすることで、他にも学校現場が抱えている学習の習得に関する課題や人間関係によるいじめや不登校の課題などの改善にもつながることが期待されているようです。
そこに立ちはだかる大きな壁は教員の増員。それには単に人件費としての必要経費の増大に伴う予算の組直しもさることながら、教員の質の担保という点も決して避けて通れない課題。別の記事では、『少人数学級の実現には積極的だが、それに伴う教員の増大には消極的だ』というものも見られる。
方向性自体はとてもいいのだが、いろんな意味で不安の残る話。目指す仕組みの方向性はとてもいいのに、結果的にそれが形骸化してしまっては、せっかくのいい仕組みも、その本来の意味を失ってしまいます。
形だけに捉われず、本当の意味で、しっかり子どもたちの教育環境を整える仕組みが出来上がることを願っています☆