ADHDの子どもたちの眠気の原因は…

静岡新聞社・静岡放送が運営すしているWebサービス、@S(アットエス)の掲載記事に、浜松医科大学の研究グループによる研究で、非常に興味深いものがありましたので、ご紹介させていただきます。

ADHDの眠気、遺伝子が影響か 浜松医大グループ研究

詳細内容は、上記記事タイトルにリンクを貼っておりますので、そちらからどうぞ。

内容を要約すると、睡眠障害とADHD(注意欠陥/多動性障がい)の特性が遺伝的に関連している。すなわち、ADHDの人たちが日中に感じやすい眠気は遺伝の影響が高いということ。

特に、ADHDの子どもたちの場合、学校における授業時に「集中力が持続しない」「ボォーッとしていることが多い」、子どもによっては「授業中によく寝ている」といったことを保護者の方が学校の先生に指摘されることも多い。それらは、障がい特性の一つであると考えられると同時に、そこから不規則な生活になりやすく睡眠不足に陥りやすいためだと言われることも多い。それに、記事にもあるように、そういった状態にあると「勉強を怠けている」と捉えられたり、指摘されたりすることも多い。

しかし、このような研究結果により、すべてではないが、子どもによっては「怠けている」と思われるのは誤解で、体質的なものであるとわかると、また新たな支援の方向性も生まれてくると思うし、なにより「怠けているわけではない!!」とわかってもらえるだけでもうれしい。

きっと、引き続き研究が進むと思うので、もっといろんなことが解明されて理解が進むといいですね。

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