「運動能力が高ければ、学力も高い。」
そう言われると、「じゃあ、運動が苦手だと、勉強もダメなの???」ってなっちゃいますよね?私も最初、この記事のタイトルを見たときにそう思い、読んでみました。
こどもまなび☆ラボ
“運動ができれば勉強もできる”は本当だった! 「学力」と「運動能力」の相関関係
サイトの記事に関しましては、上記タイトルにリンクを貼っておきましたので、興味ある方は是非お読みになってみてください。その内容を一部抜粋させていただきながら、ご紹介しつつ、内容について考えてみたいと思います。
まず、この記事の中にある「運動能力」という言葉は、一般的に我々が思い描く「運動能力」というより「体力」という言葉に近いイメージなのかな?と思います。というのも、
スウェーデンのブンケフロという町の小学校で、毎日体育の授業をするクラスと、週2回体育の授業をするクラスを設けて、運動能力と学力の相関関係についての研究が行なわれました。その結果、毎日体育の授業を行ったクラスは、体育が週2回のクラスに比べて、算数、国語、英語の成績が良かったことがわかったのです。
アメリカでも同様の研究が行なわれましたが、やはり同じような結果が出ました。心肺機能・筋力・敏捷性が高い子どもたちは、算数と読解のテストで高得点を獲得。そして、体力的に優れているほど、得点が高くなったそうです。
抜粋内容のように、体育の授業の回数による「運動能力」の向上の差違は、文中にもあるように「体力」という言葉として捉えた方が読んでいてしっくりくるし、なにより「みんなに可能性のある話」として期待できる話になると思います。そして、この結果に近い傾向は、日本の文部科学省による小中学校の全国で実施している学力テストと体力・運動能力の調査結果の関係からも明らかになっているそうです。
また、この記事の中では、そういった傾向にある子どもの特徴として以下の3点が挙げられていました。
①よく歩いている
②朝食をとる習慣がある
③何度も繰り返し学べる
この特徴は、そんな決して特別なものはないってことはすぐにわかると思います。
そして、その特徴を踏まえながら、「運動能力」と「学力」をともに伸ばすための方法として以下のような取り組みが効果的だそうです。
①心拍数が増える有酸素運動をする
②“ちょこっと運動”を取り入れる
③集団で行なうスポーツに挑戦させる
結論としては、「運動能力」が高いということもさることながら、日常生活の中に運動を取り入れたり、その土台としての体づくりのためにきちんと朝食をとったりと、基礎的な体力、「運動能力」を高めることで「学力」アップにつなげることができるということですね。
文武両道を目指して、日常生活の見直しから始めましょう☆