相手に伝えることは自分へも伝えること

この週末、法人の職員向けのフォローアップ研修に参加していました。

法人内の研修では主催する側なので、研修対象の職員に向けて、いろんなことを伝えるのが自分に与えられている役割。

普段は研修といえば受講する側がほとんどなので、受け身の中でどれだけのことに気付き、吸収して帰れるかがポイントですが、逆の立場に立つと、普段の受けている研修以上に気付きや学びが多いことを感じます。

相手に伝えたいことをきちんと伝えるためにはどうすればいいか?

相手に気付いて欲しいことを気付かせるためにはどんな仕掛けをすればいいか?

相手にきちんと届く声のトーンは?

そもそも、相手がきちんと聞いてくれているのかどうか?

そこをしっかり考え、クリアしないと、伝えている側の役割をきちんと果たせたことになりません。だから、受ける側の時以上にたくさんの学びや気付きをもらっていると感じられます。

すなわち、相手に伝えるという作業は、実は自分へも伝えるという作業でもあり、それこそが学ぶ上で本当に必要な過程だと思います。

言い換えれば、インプットで終わるのではなく、その情報や知識を自分の中で噛み砕き、アウトプットすることが大切だということ。

これは子どもたちの学びの場面でも同じこと。

一方的に伝えるだけではダメ。それは、ただインプットの作業を行なっただけで本当の意味での学びにはまだ程遠い位置。そこからアウトプットできる環境を意図的に創り出し、その作業を通過することで、本当の意味での学びになったり、より深い学びへとつながっていくのだ。

自分が伝える立場に立つことで、そんな大切なことを再確認するきっかけをもらえ、伝えながら、自分が学ばせてもらえるのも研修の楽しみでもある。

今回も、自分がしっかり学ばせてもらいました☆笑

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