走ることのトレーニングをする中で、どちらを優先し、身に付けていくことを目指すべきか?
スピード。
距離。
もちろん、最終的に両方が身に付くことが最高だし、それが最終の目標であることは間違いないが…。
現実はそんなに甘くない。だから自分なりのゴールへのアプローチの方法を考えながら、トレーニングを進めていく。
スピード重視でトレーニングを進める。疲労は溜まりやすく、体への負荷も大きい。必然的にトレーニングの継続性は低下し、なかなか距離を伸ばすことに繋がらない。目指すべきゴールはずっと先のまま…。
距離重視でトレーニングを進める。もちろん、スピードはゆっくりでいい。ゴールが遠い分、気持ちが続くがどうかが課題にはなるが、諦めずに足を一歩一歩踏み出し続ければ、到達できる距離はどんどん伸ばすことができる。必然的にトレーニングの継続時間は長くなり、自分との戦いの時間が続くが…。
後者を目標にトレーニングを重ねると、まず、目指すべきゴールに到達できるだけの力が身に付く。それを繰り返していくうちに体は慣れ、少しずつペースアップをしても順応してくれるようになる。結果、スピードを上げる(時間を短縮する)ことができるようになる。
走ることにおいて大事なことは、確実にゴールに辿り着くこと。いくらスピードが速くても、ゴールに辿り着くことができなければ、リタイヤすることになる。それは本来目指している到達地点ではない。
勉強も同じ。いや、生涯において勉強することは長い。長いマラソンと同じようなものなので、目指すべきゴールがずっと先のことが多い。だからこそ、アプローチの方法を間違えちゃって途中でリタイヤしてしまったら、自分にとっての大事なゴールに辿り着くことができなくなる。そうなってしまって一番困るのは、やっぱり自分自身…。
そういった意味で、走ることと勉強することのゴールへのアプローチは一緒だと思います。
急がなくていい。
焦らなくていい。
まずは、一歩ずつ、自分のペースで歩み続け、到達できる距離をしっかり伸ばすこと。それを続けていれば、スピードは少しずつ伸びてくるだろうし、仮にスピードが伸びなくとも、確実にゴールに辿り着くことはできる。
目指すべきゴールを見誤ることなく、ゆっくりでいいから、少しずつ到達距離を伸ばしていくイメージでがんばっていきましょう!!