障がい特性により、いろんなことを身に付けたり、定着を図ることが難しい子どもたち。「それが特性だから仕方ない…」という理由で勝手に限界を決めてしまったら、そこで成長は止まってしまう。
たしかに難しいことや大変なことはたくさんあるが、だからこそ、どうやってそこを乗り越えて成長に結びつけるかということを考えることが重要だ。
じゃあ、どう考えればいいのか?
そんな考え方のヒントを、アメリカの自動車王、フォード社の創設者であるヘンリー・フォード氏の言葉に学んでみたいと思う。
Nothing is particularly hard if you divide it into small jobs.
小さな仕事に分けてしまえば、何事も特に難しいことではなくなる。
ヘンリー・フォード氏の数ある名言の中の一つである。
仕事についての言葉であるが、そのまま学びや成長の場面に置き換えても同じことが言えるだろう。一度に多くのことを学ぼうとしたり、一気に難しいことを身に付けようとしたりするから、大変だったり、難しかったり、諦めたりしてしまうのだ。
一つのことをさらにいくつかの小さなことに分けてしまう。もちろん、その分け方は一人ひとりの力によっていくつに分けてもいい。その分ける基準は本人の力で“できること(できるレベル)”だ。
そうすれば、それはもう難しいことではなくなる。
そして、それを成し遂げ、できた喜びを感じ、たくさんの賞賛をもらい、自信に繋げてさらに次へ。その繰り返しがやがて大きなゴール(成長)へと結びつく。
大切なことは考え方を変えること。
目の前の大きなハードルを一気に跳ぼうとしいませんか?