夕方から夜にかけて教室に来る子どもたちはものすごく眠そう。。。
一日の学校での生活や放課後の部活動までがんばった中学生や高校生がそうなる。もちろん、部活動はない小学生の子どもたちであってもそこに大差はなく、総じて眠そうな子どもたち。というか、かろうじて目は開いているものの、頭の中の昨日は半分以上睡眠モードに入ってしまっているので、なかなか勉強に集中しきれないこともしばしば…。
その時間帯の睡魔については、自分たちの学生時代のことを振り返ってみても理解できるのですが、昼間の学校や活動中もかなりの勢いで眠そうな子どもたち。
そう!!完全に夜、きちんと眠れていない睡眠不足の子どもたちの多いこと、多いこと…。
最近の子どもたちは、テレビやゲームだけでなく、スマホやタブレットを使ってのSNSやYouTubeといった昔とは違うコミュニティや楽しさを求める世界の中で過ごす時間が多く、その時間を確保するためには削られているのは睡眠時間であることは容易に想像できるので、保護者の相談を受けたり、指導をする立場としては頭の痛い問題だなって思っていました。
ニフティ株式会社が行なったアンケートによる調査結果に関する記事を見ました。
小学生でも半数以上が睡眠不足!睡眠が足りていない理由の第1位は?(※mamastaセレクトより引用)
その調査結果によると、予想していた睡眠不足の原因であるテレビやゲーム、スマホやタブレット等は、小学生ではランキングの3位と4位で、その二つを合わせても26%と約4分の1。中学生でも2位、3位、5位でその3つを合わせて36%と約3分の1。この結果は、思っていた以上にランキングもパーセンテージも低く、ちょっと驚きでした。
では、それ以上に子どもたちの睡眠不足に原因になっているのは何なのか?
1位は小学生、中学生ともに
『家での勉強に時間がかかる』
で、小学生で24%、中学生で26%と約4分の1の子どもたちがそのように回答しているとのこと。また、それに塾や習い事によるという結果を加えていくと、小学生で51%、中学生で43%といずれも半数近くが睡眠不足の原因としてあげている。(その他の詳しいデータに関しましては、上記、記事名のリンクからサイトにアクセスしてご覧ください。)
先にも書いたように、その原因の大多数がテレビやゲーム、スマホやタブレット等だと勝手に思い込んでいたことを反省するとともに、塾をしている立場としてはちょっと耳の痛い話でして…。
いずれにせよ、それらが原因で、一番大切である昼間の学校での学びや生活に支障が出るようでは、本末転倒の話。各ご家庭においては、生活リズムや習慣の見直し、塾においても、授業時間の見直し等を行なっていくことが大切ですね。