家庭の中で起こる親子間の考え方のズレ。
職場で起こる職員間の考え方のズレ。
今に始まった話じゃなく、古今東西、ずぅ~っとある話。それぞれが気持ちよく生活したり、仕事をしたりするためには、いろんな形での歩み寄りや理解というものが不可欠なのは子どもが考えてもわかるようなことだが、その根底として、どこを『あたりまえ』の基準に捉えているかによって大きく変わると思います。
自分ができないことを人に助けてもらったり、人と関わって生活や仕事をしている中で協力したりする際に、相手に感謝し、お礼を言うのは『あたりまえ』だと思っているけど、そうじゃない人が結構多い。
他の人にしてもらって『あたりまえ』…。
そう思っているから、他の人がしてくれていても自分は動こうとはしなかったり、もちろん、お礼すら言わなかったり。そうなっていくと、職場ではより良い関係性を築いていくことは難しく、必然的に仕事効率は下がってしまうだろうし、職場全体でのパフォーマンスを上げることもできない。
これは、常識であったり、ルールであったりといった一般的、社会通念上での『あたりまえ』とされることの話ではなく、人と人が関わり合う場において、他者に対して自分がどうあるべきかという行動理念や考え方において何を『あたりまえ』として捉え、大切にするかという話。
その『あたりまえ』がより相手に寄り添ったものとなれば、みんながもっと気持ちよく働けたり、暮らせたりできるだろうし、きっと楽しい毎日になるはずなのになぁ…。