自分の中学校時代を振り返ると、教科書は落書きの宝庫で、こと社会の教科書にいたると、歴史上の偉人たちの肖像画は単なるイタズラ書きのスペースぐらいにしか思ってなかった気がする。苦笑
テレビのニュース番組での解説やコメンテーターなどでよくお目にかかる池上彰氏と作家の佐藤優氏が中学校の教科書について語り、そこから学べることについて書かれているという本がこちら。
この本の紹介記事によると、教科書を読むことでとても『もの知り』になれるとのこと。その理由の一つに昔の教科書と今の教科書では中身が変化しており、その事象や事実のみを端的に伝えてくれるだけではなく、その事象や事実を学ぶ理由や、それが社会や日常生活でどのように役に立つかということまで教えてくれるようになっているという。
すなわち、単に受験や試験のための知識としての学びではなく、自分たちが生きている社会について理解し、学べるようになっていて、学ぶこと自体が楽しくなるようになっているのが今の教科書の特徴らしい。
なんて書いていると、「普段、子どもたちに勉強を教えている仕事しているのに、教科書の変化について知らないの?」ってツッコミをいただきそうですが、普段の授業では、その子に合った理解や反復が中心の学習が中心となるため、テキスト等を使うことが主で、教科書で勉強したり、読む機会はほとんどないので、詳しくは知らないんですよねぇ~。苦笑
ということで、今回は、この本自体のご紹介ではありますが、どうせなら、この本ではなく、久々に、実際に中学校の教科書を手に取って読んでみてもらいたいなって思います。
「教科書なんてもう持ってないし、中学生の子どもなんていないし…。」という人が多いかと思いますが、実は、教科書は特定の書店で買うことができます。
『もの知り』になりたい方は、是非、このお盆休みに中学校の教科書で学び直しをしてみましょう☆