昔はあたり前だった“ナイフで鉛筆削り”で学習効果が高まる可能性

すごく興味を惹かれる記事を見つけたのでご紹介。

自分たちの親の世代だとあたり前、自分たちの世代になると便利な道具の出現によりどんどん少なくなりつつ、そして現在ではほとんど見ることのなくなった光景。

『ナイフで鉛筆を削る』

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科学教育・研究を推進しているリバネスという企業と数社の企業や大学教授らの共同研究で、“ナイフで鉛筆削り”が脳活動への影響を調査した結果、集中力が維持されて学習効果も高まる可能性があることが調査結果として発表されている。

詳しい内容はリバネスのサイトをご覧ください。→『ナイフで鉛筆を削ると…』

脳科学の分野の専門的な詳しいところは理解できませんが、とにかく効果があるということがわかれば、一般人にはそれだけで十分だと思います。加えて、ナイフで鉛筆を削るといった細かい作業を行なうことは、指先を使う手指の訓練にも通ずるところがあり、それもまた脳へいい影響を与えるといわれていることなんkで、いずれにせよ効果の期待は大きいと思います。

自分たちが子どもの頃を思い出すと、筆箱の中に‘ミッキーナイフ’と呼ばれる(懐かしい!!と感じた方は同世代♪♪笑)二つ折りの小さいナイフをいつも入れていて、それで鉛筆削ってました。

もちろん、その頃から電動の鉛筆削り機があったり、筆箱には回すだけで削れる鉛筆削りが付いたりしていたのでそれを使ったりもしていましたが、特に硬筆用の濃い鉛筆(6B)や色鉛筆を削る際には削り過ぎないようにわざわざナイフで削っていた覚えがあります。

いろんな意味で危機回避

今、そんな光景を見ることがほとんどなくなった理由の一つには、道具が進化して便利になったこともさることながら、大人による危機回避の意図が大きなウェイトを占めていると思います。

普通に鉛筆を削ることだけを考えても「手や指を切ったりしたら大変だから。」と心配が先に立つのでさせない。もちろん、させないからできるようにならないの悪循環。きちんと正しいやり方を教えて、一緒にやってあげると子どもたちって楽しみながらどんどんできるようになります。ちなみにSelfishでは普通にナイフで削らせることもあります。

それだけでなく、場合によっては人を傷つけてしまう道具となる物をできる限り子どもたちから遠ざけておきたいという大人たちの配慮もそこにはあるはずです。

いずれも決してわからないわけではありませんが、なんでも遠ざける事で危機回避をするのではなく、昔のように正しい使い方を教えて、どんどん使わせる事で子どもたちの成長につなげるようにしたいと思うのですが、それがなかなかできにくい世の中になっちゃってますよねぇ…。

でも、学習効果が上がる可能性があるなんて調査結果を見たら、「だったら我が家では少しずつ使わせるようにしよう!!」と思われる保護者の方もきっといらっしゃるはず。

子どもたちの可能性を伸ばす意味でも、是非ともチャレンジしてみて欲しいものです☆

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