うれしいことだけど、なんかちょっぴり淋しいのはなぜ?

この春、中学1年生になったDくんはSelfish歴5年目のベテラン生徒。3月までは同級生の友だち2人と一緒に3人で授業していたのですが、中学生になったのを機に、3人がそれぞれ個別の授業へと移行して約3週間が経ちました。

どちらかと言えば、元気のいい男の子。仲良し3人で一緒に勉強していたこともあり、授業中に羽目を外すこともあったし、調子にのって怒られることもしばしば。勉強そのものは、本人が好きな教科を中心によくできているので、どちらかというと落ち着いて勉強に取り組むことや相手の気持ちになっての言動などが課題。

『でした。』

いきなり進化して先生ビックリ!!

『でした。』と書いたのは、6年生の頃の卒業を控えた約1ヶ月前頃から、教室に来て勉強しているときのDくんが急激に変わったのです。

授業中は友だちの誘いに乗ることなく、黙々と自分の勉強をがんばり、休憩時間も悪ふざけをするようなことなし。4月からの個別授業に移行後も、これまで以上にしっかり挨拶はできるし、勉強は自分で見通しをもって予定を立ててしっかり取り組むし、会話の受け答えはきちんとできるし、以前のように怒らないといけない場面が全然なくて、褒めることばかり。

今日の帰りには、思わず笑いながら「褒めることばかりで、すっごくいい子過ぎてDくんらしくない!!」と言いながら、お母さんや担当の先生と笑ったのです。もちろん、その横でちょっと照れ笑いのDくん。なんか、急に中学生らしいというか、お兄ちゃん(一人っ子なので本当の意味でのお兄ちゃんじゃないですが…)になっちゃって、その進化ぶりに少々動揺しています。笑

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さらなる進化を期待しています☆

子どもたちの成長は保護者の方はもちろん、我々も本当にうれしいことです。

でも、子どもらしく、悪さや怒られるようなことばかりしてたDくんを怒ることなく褒めるばっかりしてことにちょっぴり淋しさを感じてしまうのはなぜ?と思ってしまう悪い先生です。笑

これから思春期を迎え、多感な時期を過ごす男の子なので、この先にはまだまだいろんなことがあると思います。今のこの時期の急激な成長を土台に、たくさんの経験を重ねながらさらに大きく進化して、もっともっとお母さんや先生たちを驚かせてくれることを期待しています。

そして、Selfishの立派なリーダーに成長してくれることを願っています☆

-代表者ブログ, ささやかな幸せ, 教室にて

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