陰暦2月の異称は『如月(きさらぎ)』。
これはみなさん、よくご存知のことだと思います。
じゃあ、その語源は?
自慢じゃないですが、私は知りませんでした!!(笑)
先日、あるお店から送られてきたニュースレター。
その中に、こんな記載がありました。
『如月』の語源は、「寒さで着物を更に重ねて着ることから“着更着(きさらき)”になったそうです」との情報。
これを読んで、思わず納得してしまいました。
動きにくくなるから重ね着がキライ、でも重ね着しないと寒い。
重ね着して動きにくくなるぐらいなら、動きやすい服装で寒さをガマンする。
もちろん、それは結果的に寒いということに他ならない。
だから、冬が大っキライ!!
なんていうアホな図式が成り立つ人間がここにいるんですが、そんな人間でも、さすがにここまで寒いと若干の重ね着をして、防寒対策には努めます。
だからこそ、『如月(きさらぎ)』の語源が“着更着”に由来するというのには「なるほどなぁ…。」と思ってしまうのです。
ところが…。
改めて調べてみたら、こう書かれていました。
「“生更ぎ”の意。草木の更正することをいう。着物を更に重ね着る意とするのは誤り。」
(出展:広辞苑)
えっ!?
妙に納得したあの語源は、誤りなの!?!?
気になって更に調べてみると、語源由来辞典では「“着更着(きさらぎ)”説が有力で、他には気候が陽気になる季節で“気更来”とか“息更来”という説、加えて広辞苑と同じく草木が生えはじめる月で“生更木”という説もある」とのこと。
こうなると、さっぱりわからなくなってしまった…。
結局、どの説が正しいんだ!?!?!?