点数upに向けてのアドバイス

定期考査前のこの時期、授業は必然的にテスト対策になってきます。

授業時間の許す限り、本人たちのわからないところを解説したり、テスト対策として必要な問題演習を行いますが、限りあるテスト準備のための授業時間は終わりを迎えます。
後は、本人たちが各自でできるテストに向けての準備をするだけであり、ここから先とテスト本番ではこちらはなんの手助けもしてあげられません。

この先のテスト勉強としては、英語の単語・熟語であったり、社会や理科の暗記内容であったり、国語の漢字といった暗記系のものを必死に覚えること、それと教えてもらったことを反復して理解し、自分のものにすることなど。

そんな中、テストの最終準備時間の中で、少しでも点数upに向けてのアドバイスをして、今日の最後の授業だったH&I兄弟を教室から送り出しました。

それは、「新しい点数を5点取れるようになる勉強をするより、これまでしてきたミスをなくす勉強をするように!!」ということ。

先生など、近くで教えてくれる人がいないような状況の中で、自分の力で新しいところや現時点でわかっていないところをクリアにして5点あげるための勉強をしてテストの点数に結び付けるのは大変な努力のいること。

もちろん、時間に余裕があるときにはしなければいけない勉強ですが、時間のない中でそれをやると結果に反映するのはかなり至難の業。

だったら、自分で気付いているミス(弱点)や先生から指摘されている注意点を確実にミスのないように点数に結び付けるための努力をし、それを本番で実践する方がよっぽど確実な点数upの方法。

当たり前の話なんだけど、意外に子どもたちはそのことには気付きにくく、どうしても自分の勉強できていない範囲やわからない・できないことに目を向け、そこを勉強しようとしてしまいます。

これまでの自分の成績に新しく加算する5点も、これまでの自分のミスで取りこぼしていた5点をミスなく取れるようにして得る5点も、1回のテストで見れば同じ5点。
どちらが自分の力で短時間のうちに取れるようになる点数なのかを考えれば、答えは明白だと思います。

これは決して、H&I兄弟だけに限ったことではなく、みんなに言えること。

テストまでの準備の残り時間が少なくなった中で何をしようかと迷っている人は、勉強の方向をそちらに切り替えて、テストに臨んでください!!

さぁ、H&I兄弟にはどこまで伝わってるかなぁ…。(苦笑)

-授業風景

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