届くかな…?

県立高校の入試まであと半年あまりのこの時期。
まわりの大人たちの焦りや気持ちとはほど遠いところにいる当の本人たち。
今日はそんな受験生の一人のYくんと一緒に勉強しました。
今日、ちょうど習熟度テストを終えたばかりのYくんに「どうだった?」って聞いてみても戻ってくるのは芳しくない返事。
いつものように何だかんだ言い訳をしながら、テストができなかったことを正当化。
もちろん、Yくんだけがそうだというのではなく、この年代の子どもたちの大半はそうであると思っています。
これまでいろんな形で事ある毎に話してきたことは、まだまだYくんには届いてないみたいです…。
でも言うことだけはもっともらしいことを言い、今日も「もっと真剣にやらんといけんな。」って本人がいうから、「そう思ってるんなら…」と懇々と話をしました。
時には優しく誉め、時には厳しく突き放し、とにかくまずは自分の気持ちと生活スタイルを変えなさい!!ということを伝えました。
途中、こちらに顔は向けないものの、彼が悔しくて涙をこぼしているのはわかりました。
彼を思えばこその苦言。
もちろん、これが初めてのことじゃないし、その時毎にそれなりに彼に届いているということは感じています。
でも、もう何となく届いているのレベルでは時間的に間に合わないかもしれない時期にきているし、それ以上に彼自身のこれから先の成長のことを考えるとちゃんと気づいて本気で考えて欲しい時期でもあると思っています。
もう、甘えていたり、何でも嫌なことから逃げてばかりいたのではダメ。
もっともっと真剣に自分自身と向き合って、自分自身の成長のために自分を律することを覚えて欲しいと願っています。
まわりで関わる大人たちの、Yくんの成長を願うがゆえの言葉。
そろそろ彼に届いてくれるかな…?

-授業風景

© 2024 NPO Selfish(セルフィッシュ)