わからせる技術

東洋経済オンラインにすごく興味深い内容の記事が掲載されていたのでご紹介させていただきます。

海外組に学ぶ「上司にわからせる技術」

サッカー選手にとって大事なのは、監督からの信頼を得ること。そのためには、正しいアピール法が欠かせない

選手は「わかってもらう」という待ちの姿勢ではなく、「わからせる」という攻めの姿勢が必要である。

ドイツで5年間プレーした風間八宏(現川崎フロンターレ監督)はこう言う。

「頑張っているかを決めるのは、自分ではなく、周りにいる他人だ。本人が『頑張っているつもり』でも、周りから見たら『頑張っていない』ということがよくある。自分がドイツでプレーしているときは、『わかってもらうのではなく、わからせる』という考えでやっていた」

自分の存在を、監督にどう響かせるか--。それがうまいか、下手かで、プロ人生は大きく変わってしまう。はい上がってトップレベルに到達する選手、そしてそこに居続ける選手というのは、その「わからせる技術」が実に優れている。

(中略)

わかってもらうのではなく、わからせる――。プロの世界では、ただアピールするのでは足りない。時にサプライズを利用して、時にわかりやすく、人にはない視点で、強く存在を響かせる姿勢がカギになる。

       (「東洋経済オンライン」より抜粋(途中一部省略カ所あり))

この記事には、現在ヨーロッパで活躍している3選手の具体的な例を3つ挙げ、よりわかりやすく解説してくれています。
全文を読んでみたい方はこちらから。 → 海外組に学ぶ「上司にわからせる技術」

これって、普段よく親や先生たちに「がんばっていない!!」って言われている子どもたちにも当てはまることじゃないかな?

ここにも書いてあるように、がんばっているかどうかの基準は自分自身が決めることではなく、周りで見ている人が判断し、決めること。
だから、「がんばっている」と自分で言うんじゃなく、「がんばっている」と周りから言ってもらえるように“がんばる”ことが大切なこと。

結果が伴う入試に至っては、その最たる例のような気がする。

自分のがんばりを周りにきちんと評価してもらってこそ、がんばったことが成果として成立するのであって、自己満足にとどまっていたのでは何の意味もない。

なんて、子どもたちに対しての厳しいエールを書きつつ、これはそのまま教える側の我々にも当てはまる厳しい教えでもある。

だって、自分が教えていて子どもたちに対して「わかってもらう」レベルでやっていると子どもたちも「わかったつもり」になりがちだから、「わからせる」レベルでやることで「わかる」(できる)という目標が達成できるような気もするから。

ただ、だからと言って強制的に勉強させて「わからせる」って感じの乱暴な話じゃなく、対峙している子ども達にはそれと気付かせずに「わかってもらう」ではなく「わからせる」って伝え方(教え方)をすることができることを目指さないといけないんですよね。

もちろん、お父さん、お母さんも同じですよ♪♪(笑)

さぁ、みんなで「わからせる技術」を身に付けましょう!!

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