まずは基本を覚え、それを自信を持って使え‼︎

小学6年生の算数。『速さ・時間・道のり(距離)』の単元の問題に入っているが、問題を解いた後の解答を見ていると「よくまぁ、毎回自分ルールを勝手に作りながら解けるもんだなぁ…。」と感心してしまう。

子どもたちが間違ってしまう原因はたいてい2つに凝縮されている。1つは、たった3つ(まとめてしまえば1つの表になる)式をきちんと覚えていないこと、もう1つは、単位に気を配れないことだ。

実際はそれすらも、1つのポイントをクリアできていないことに起因する。それは、“自信を持って基本を覚える”ということができていないからだ。

『速さ・時間・道のり(距離)』に関する公式は3つ。

速さ=道のり(距離)÷ 時間
時間=道のり(距離)÷ 速さ
道のり(距離)=速さ× 時間

この3つの公式を1つの表にまとめたものがこれ!!(は=速さ、じ=時間、き=距離)

20150928001

誰もが必ずと言っていいほど、見たことあるでしょ!?

この表を自信を持って覚え、この表の決まった場所に問題内でわかっている値(『速さ・時間・道のり(距離)』)のうちの2つを入れ込めば、自然と求めるべき値の式が出来上がる。迷う必要はない。悩む必要もない。その式は自信を持って正しい式なのだ!!

自信を持って作った式が、あまりにも不自然な小さい数値の答えになるようなら、それは式を作る段階で単位変換をしなければいけないことを忘れていることに気付くチャンス。それから見直して、きちんと単位変換を行なった式に作り直し、解き直せばよい。

だから、“自信を持って基本を覚える”すなわち、この単元でいえば上記の表に従って3つの式を自信を持って使えるように覚えるだけという1つのポイントをきっちりクリアすることで、基本問題であればすべてスラスラと解けるようになるのだ。

それだけのことをしないから、単位に騙されて、大きな数字を小さな数字で割る形に式を作ってしまったり、本来割り算で求めるべき問題を掛け算にしてしまったりという形で、出題者の落とし穴に落ちてしまい、出題者を喜ばせてしまうのだ。

そんな悔しい思いをしなくて済むように、この表をしっかり覚えて自信を持って使えるようになろう!!

覚えるための呪文は

じいがの下にいる』だ!!!!笑

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