子どものルールは自分で決めさせる!!

今日の午前中、Rくんのところに授業に行ってきました。

前回の授業時にRくんと一週間の時間の使い方についてのルールを決めました。正確には、Rくんが自分で決めた内容をルールとして定めました。内容は『学習時間』『ゲームの時間』『テレビの時間』。曜日ごとにおおよその時間を決め、それぞれの一週間のトータル時間を決める。大切なことは一日単位で守るのではなく、一週間のトータル時間をきちんと守ること。

そもそもそんな話になったのは、Rくんに出している課題がきちんとこなせていないことが始まり。学校の勉強や先生からの宿題がきちんとできていないのにゲームの時間やテレビの時間といった自分にとって楽しい時間だけは確保して、その結果、勉強ができていないというのはおかしいよね?という極々あたり前の話。

そこでRくんに「それぞれの時間を自分で決めて!!」と言って、時間をかけて考えてもらいました。自分が曜日ごとに見たいテレビ番組を考えながら、時間設定、それに合わせてゲームの時間の設定、そしてもちろん学習時間の設定。普通に教科の勉強をしているとき以上に真剣な面持ちで一生懸命考えて決めました。(笑)

お父さんやお母さん、もちろんこちらがルールを決めてしまい、それを守らせるようにすることは簡単です。でも、それは“守らせている”のであって“守っている”のではありません。本人に考えさせ、決めさせ、それを守って行動できるようにすることで主体性や責任感が育ちます。なにより、自分で決めるのだから「〇〇が言ったから…」なんて言い逃れはできませんし、させません。

そして、前回それを決めてからのRくんはどうだったのかというと…。

お母さんの話によると、テレビを見る時間が一気に少なくなり、一生懸命ルールを守ってがんばってるとのこと。とってもうれしい報告です☆もちろん、このまま順調になんていくと思ってません。まだまだいろんな形で大切な力を身に付けてもらえるように指導していくつもりですが、まずは第一段階としては上出来だと思います。

自分でルールを決めて、それを守るということに対して、子どもたちには《指切り》をして約束して欲しいと思います。

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その《指切り》の相手は、他の誰でもない、子どもたち自身です。

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