教えるけど教えない

20140428001

「先生、わからないので教えてください。」

こう言い出せない子ども達が増えている中で、ちゃんとこう言ってわからないことが聞けれるということはとても素晴らしいこと。でも、できるならこう言って欲しいと思う。

「先生、わからないのでヒントをください。」

全ての子どもがそうだというわけではないが、「教えてください。」の言葉には、答えもしくは答えに直結する解き方を求めている場合が非常に多い。すでに自分で解くことを諦め、完全に白旗を上げているというわけだ。

とにかく、目に前に与えられている問題を、答えを教えてもらってでもすべて埋めて正解して終われればいい。そんな勉強のやり方をしていて、本当の意味で勉強ができるようになるわけがない。

全部の答えを埋めたいだけなら、わざわざ先生に聞かなくても答えを見て正解を写せばいい。それで本当に勉強した気になるのなら…。

教えることが役割なので、もちろん必要なことは教えます。それはあくまでその子ができるようになるために必要なこと限定。そうでないことはいくら聞かれても教えません。

本人が自分でわかる(できる)ようになりたいと思って勉強していれば、先生求める自ずと質問の仕方は変わってくると思うし、何より答えを教えられることを望まなくなるはず。

新しいゲームソフトを買うと同時に、そのソフトの攻略本を購入し、それを見ながらゲームをしてクリアできていることを喜んでいる世代の子どもたちには難しいことなんだろうなぁ…。(-。-;

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