神様は…

「神様は、
 いい人を選んでご褒美をあげるわけではない。
 悪い人を選んで罰を与えるわけでもない。
 時に理不尽に、時に偶然に、
 人は光を受け取ったり、闇を受け取ったりする。」
ドラマの中での菅野美穂のセリフ。
悪いことをしている人が地位や権力、財産を手に入れ、正直に生きている人がバカを見る世の中。ハッキリ言って不公平。でもそれが現実…。
学校という一種特別な空間の中で起こる日常という名の非日常。
ドラマの中に描かれている、学校の事なかれ主義や隠蔽体質。人間が生きていく力を身に付ける上で、一番リアルでなければならない場所であるはずなのに、どちらかというと『理想』という名のバーチャルの世界。
学校、教師、生徒、保護者…。
強者と弱者が存在し、まるで社会の縮図のような環境の中で、理想と現実の狭間で生きることを強いられている多くの人たち。
何が正しくて、何が間違っているのか?
何が正義で、何が悪なのか?
今の学歴偏重の社会における学校では、本気で“先生”として存在しようとしている人ほど、“先生”でいることが難しいのではないか?
でもこうやって第三者が意見を口にすることは簡単。実際にその現場の中で苦労されている先生の本音の部分は全然別の次元にあるのかもしれないし、良く知りもしない人間に簡単に口にして欲しくないと思うかもしれない。
このドラマが視聴者に対して投げかけているテーマはあまりにも大きい気がする。観る人の感じ方によって違うんだろうし、自分自身があまりにも思い入れの強い部分だから、余計にそう感じてしまっているのかもしれないけれど…。
最初はちょっとした興味程度でしかなかったが、この先の展開がとても気になって目が離せない。

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