街中ですれ違う高校生の様子。
そのことをあまり意識したことはなかったけど、この記事を読んで、改めて思い返してみたら「たしかにそうだよなぁ〜。」ってしみじみ感じた。Selfishでもたくさんの高校生の子たちに接していますが、Selfishに来ている子たちは、そんなタイプの子たちが少ないので元々あまり目にすることがなかったので…。
高校生が「制服を着崩さなくなった」本当の理由
大学入試制度改革が優等生目指す志向を導いた
(※東洋経済ONLINEより引用。)
制服の着崩し。
たしかに、少し前は変形した制服を着たり、着崩したりした高校生をたくさん目にしていたが、最近はほとんど見ない。一時期より、俗にいう“ヤンチャ”な子が少なくなったからかな?って思ったけど、記事を読んでみるといろんな理由があるようで…。
記事によると、その理由は以下のようなことが挙げられていた。
1. 学校や親に反抗する生徒が少なくなった。素直で良い子が増えた。校則は守らなければならないという遵法意識が高い。保護者の子育てが行きとどくようになった。
2. 着崩しすることが流行の最先端とは思わなくなった。制服はこのままでも十分にかわいい、とみる。
3. 経済的に余裕がなくなった。着崩しのための制服変形にかける金がない。勉強、部活動、アルバイトに忙しく、繁華街を着崩した制服姿でうろうろすることはなくなった。
4. 学校推薦型選抜入試(推薦入試)、総合型選抜(AO入試)対策として着崩しはせず、まじめなかっこうで学校に通う。
→■AO、推薦入試の増加で制服を着崩さなくなった
立場的には、特に4.の理由が大きいというのは、高校生が3年間の生活の中でそのことを意識して学生生活を行なえているということ自体は、見通しをもって人生を考えているということなのでとてもいいことだと思うし、受験の形が多様化したことによる、想定外のいい傾向の一つだとも思う。
ただ、一つだけ個人的な意見を言わせてもらうなら、ルールを守ることと、没個性化は違うということだけはしっかりわかっておいて欲しい。
ルール違反をすることやなんでもかんでも人と違うことをすることを個性と履き違えるのではなく、自分自身をきちんともち、自分の良いところをしっかりアピールできるような個性化は目指して欲しいというか、失わないで欲しい。
受験の際にも、大学側や企業側が本当に見ているのはそこなので。