子どもたちの活字離れや読書離れについては、これまでも何度か本ブログでも触れてきました。それはそのまま、子どもたちの国語力の低下につながっている原因でもあり、総合的には学力の低下につながっていることも事実です。
その点について、非常に気になる記事というか、衝撃的な記事を読みました。長文ではありますが、興味ある方は以下のタイトルリンクから是非お読みになってみてください。
学生の「読書時間ゼロ」50%で日本は終わる!(※デイリー新潮より引用。)
この記事の内容に関係して、思ったことを少々。
実際、子どもたちの学習に関わっている中で、読み書きの力の低下はもちろん、その基礎となる語彙力や漢字の力の低下は顕著なものがあると感じています。このことについては、これまで何度も本ブログでも触れてきたことです。その国語力の低下は、子どもたちのノートに反映されており、学習の習得にも影響を与えています。
というのも、授業を聞いているだけではわからないことが多い分、聞いている中でポイントを判断したり、重要なことや必要なことだけ判別しながらメモを取るなんてこともできないので、とにかく、先生が書く板書を一字一句すべて書き写すことを一生懸命やり、授業中はその写す作業に必死。そのため、大事な説明そのものを聞いていないなんてことになってしまっている子と、「どうせ聞いてもわかんないし、書いていることもよくわかんないから…」なんて諦めモードで、そのノートすら写すことをせず、ならばせめて授業を聞いてくれていればいいのに、それすらも聞いていない状態の子がいます。
すなわち、授業後のノートが全か無かといった両極端な状態。前者なら、まだノートに書き写されているから後で見直したり、学び直したりすることもまだできるけど、後者になると、それすらもできない状態で…。
授業を聞いた時点で、ある程度内容が理解できるたり、必要な情報と不必要な情報を取捨選択できるぐらいの力をきちんと身に付けておかないと、次の学びの態勢に結び付けることもできなくなります。
上記、記事のタイトルにも合ったように「日本が終わる」なんてことにならないように、日本人として、日本語がしっかり理解できるようになりたいし、子どもたちにもそうなってもらえるように関わっていきたいものですね。