『量』に頼らず『質』を高めるための学びを!!

県立普通科高校。俗にいう進学校。

教室に来て勉強しているその子たちの課題を見ていると、その量の多さに驚く。自分が現役だった頃はどうだったかな?と思い出してみると、あの頃より増えているんじゃないかな?って感じがする。

ただ、これは、あくまで自分自身が見て、感じている感覚で、もしかしたら違っているかもしれない。なぜならば、決してマジメな生徒というわけではなかったから、自分が認識している(自分がやって提出していた)課題の量と当時、実際に出されていた課題の量に差異がある可能性は否定できないから。笑

まぁ、そんな自分のダメ話はおいといて…。

勉強に限った話ではないが、ある程度の『量』をこなせば、その過程の中で身に付けられるもの、また知らず知らずのうちに身に付いているものがあることは間違いない。ただ、正直、それはどこかできっと成長に頭打ちが出てくると思っている。

大半の学校の先生はそれもわかった上で、「でも、ある程度強制的に出さないと子どもたちが勉強しないから…」とか「何をどれだけすればいいかわからない子どもたちが多いから…」といった理由で、学習時間の確保や学習の指針として出していることが多いのだろう。

学びにおいて大切なことは、やはり『質』であり、『量』はあくまでその補完的な要素として捉えるべきである。だからこそ、『質』の低下分を『量』で補完するという考え方は適切ではないし、学びを通して、本当の意味で身に付けたい『質』を高めるための“考える力”や“セルフマネジメント能力”を育てるための工夫が必要だ。

その両方がいいバランスできちんとこなせることが最高なのだが、それが難しければ、『量』に頼らず、『質』を高めるための学びを進めていきたいものである。

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