小学2年生の算数の問題。繰り下がりのあるひき算の筆算で苦手意識を持つ子はたくさんいて、間違えるだけの話ではなく、苦手意識からやろうとしない子も多い。
一緒に勉強をしていて、つまづいた場面や間違いの直しをしていると、子どもたちはあたり前のように「わからん…」「できん…」と言い、理由を聞くと「難しい…。」の一言。
そんな会話の中で、ポロッと「間違えているところは小学1年生の問題なんだけどなぁ~。」って言ったら、子どもたちは全力で「違うよ!!これは小学2年生の問題だもん。」って否定する。そこは、やっぱり子どもたちと言えど、プライドが許さないんでしょうね。笑
もちろん、問題自体は小学2年生の学習内容。ただ、間違えていたり、ミスしていたりするところは、くり下がりをする(要はその数字から1を引くだけ)だったり、その結果の数字のひき算(1桁どうし、もしくは2桁-1桁の計算)だったりと、一つひとつの要素を見ると、内容的には小学1年生の学習内容であり、小学1年生でできる内容。
そういう風に、分解して説明し、「だから小学1年生の問題なんだよ。」って説明してあげると、本人も納得し、それどころか、「それならできるわ!!」って逆に自信をもって取り組み、きちんとした正解を出してくれます。
大人から見ればあたり前の話ですが、学びの基本は積み上げ。積み残しがあると、次の学びでもそこがネックとなり、学びが停滞したり、うまく積み上げられなかったりします。
それはまた、言い換えれば組み合わせ。一つひとつの学びはパズルのピースのようなもので、それをうまく組み合わせることで次のステップへと進むもの。だから、完成形を教えるために、しっかりそのパーツを明確にして教えてあげると、自分がわかる・できることであれば、子どもたちの新しいことの学びに対するハードルは一気に下がり、自信をもって学びに向かうことができます。
子どもたちはパズル遊びも大好き。
だから、学びの中味もパズル遊びに見立てて、上手に伝えてあげられるといいですね♪♪