豊臣秀吉の頭の良さ。1対1対応を上手く活用して…

個人的にも好きな教科であり、学んでいて「楽しい!!」って思える教科の一つが数学。好きな理由の一つが「勉強するときに一番楽ができる教科(←個人的な主観です。笑)」っていうのも、横着者らしい意見だと思ってください。

さてさて、そんな雑談から本題へ。

『とてつもない数学』という数学の楽しさを教えてくれる書籍があります。あえて、数学の楽しさという言葉を使いましたが、出版社による本の紹介では“数学の美しさ”という表現がなされています。数学という学問は、本当に好きな人にとっては、その過程と結論はとても美しいものであり、一つの芸術であると考えている人も多いようです。

その本の中に、歴史上の有名人物の一人、豊臣秀吉の数学的センスについてのエピソードが紹介されています。それはこんなエピソードです。

かの豊臣秀吉が優れた数学的センスの持ち主であったことはよく知られている。その秀吉がまだ織田信長の家臣だった頃、「1対1対応」を巧みに使って、信長により一層信頼されるようになったというエピソードを紹介しよう。

ある時信長は調査のため、家臣の足軽たちに裏山の木の本数を数えるように命じた。もちろん足軽たちは殿の命令に従う。しかしすぐに混乱が始まった。木の数を手分けして数えているうちに、誰がどの木を数えたかがわからなくなってしまったからだ。それを見た秀吉は足軽たちに「ここに1000本のひもがある。数は数えなくてよいから、1本ずつすべての木に結んで来い」と言ったそうである。それならできると、足軽たちは再び山に入った。

1時間ほど経ってすべての足軽が帰ってきたあと、秀吉は残ったひもを集めて本数を数えさせた。仮にその本数が220本なら、木の本数は780本であることがわかる。秀吉は数えづらい木の1本1本を数えやすいひもに1対1対応させることで、見事に裏山の木の本数を数えたのだ。この一件で秀吉は信長からもまた家臣からも、益々一目置かれるようになったと言われている。

木を数えずして木を数える。

一度数えたかどうかは一目瞭然だし、作業をする人間にも混乱が生じないため、作業の進行も間違いなくスムーズ。そして、そこから導き出される結論は非常に正確なものになると考えるととても素晴らしい発想であり、非常に合理的な手法。数学的センスはもちろんのこと、人の上に立つ管理能力の高さもうかがえるし、やはり日本のトップに立ち、歴史に名を残す人のすごいと思える一面を垣間見ることができるエピソードだと思います。


(※画像はWikipedia『豊臣秀吉』ページより引用いたしました。)

こういったエピソードもまた、数学の楽しさを感じられるものであり、数学の可能性にもつながると思います。

こんなエピソードを知って、数学が嫌いだと思っている子が、数学の楽しさを知って好きになってくれるとうれしいな♪♪

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