時間のゆとり≠心のゆとり

「働きたくても仕事がない…。」

「出掛けたいけど自粛要請中だし…。」

「子どもが家に居るから仕事を休んで家で一緒に過ごさないと…。」

などなど、コロナウイルス感染予防対策やそれに伴う対応により、決していい理由ではないけれど、普段より時間にゆとりがある方も多いのではないかと思います。

普段、忙しく生活している中で時間にゆとりがない分、心にもゆとりがないように感じている日々を過ごしていると、これまた決して喜ばしいことではないが、自宅で過ごす時間が増えることで少し時間にゆとりがもてると考えたら、心にも少しゆとりがもてるのではないかと安易に考えてしまっていましたが…。

最近読んだ記事やニュースによると、新型コロナウイルスにより、いろんな意味で非日常の生活を余儀なくされている中で、実際に時間に余裕、例えば、在宅勤務の関係で通勤時間が不要であったり、仕事時間そのものが短縮されたりといった形で、時間に余裕はできているものの、実際は、先の見通しの立たない中での日々の生活はどんどん不安が募り、鬱などの症状を発症している人も多くなっているそうで、心にゆとりがもてるような話ではないということを知り、自分の考えがあまりにも短絡で、稚拙だったことを知りました。

とはいえ、ウイルスという見えない敵との先の見通しの立たない戦いの中であっても、ちゃんと以前の日常が戻ってくると信じ、その日のために今できることを精一杯がんばりながら、前を向いて進みたいという気持ちに変わりはないし、大変な中だからこそ、日常の時間の中、そして心の中に少しでもゆとりを見つけながら日々を過ごしたいと思っています。

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