仕事だということはわかりますが…

職場で鳴る1本の電話。

「職員の採用担当者の方は…」ということだったので、電話を受け、マジメに応対していたら…。

「広告媒体に掲載するほどの費用がかからないので費用対効果が高いというお声をいただいています。」

「掲載期間も半永久なので、マッチング効果が高まります。」

などなど、お決まりのメリットトーク。

そこから続いた話が、

「お近くの倉敷エリアの担当者がいるので、ご説明だけ聞いてもらって判断していただければ結構です。」

「担当者様は、午前中と午後とどちらがご都合いいですか?」

という営業担当者がこちらに来るという段取りへと進みだし…。

思わず、

「今のこのコロナウイルス感染予防対策で自粛したり、運営そのものを考えなきゃいけないときだということわかってますか?そんな時に、施設内にわざわざ外部の人を招き入れる状況を作ったり、そもそも、この時期に積極的に採用に向けての動きをしたりする余裕があると思いますか?」

と聞き返したら、ようやく、

「また時期をみて、改めてご連絡させていただきます。」

と言って、相手はようやく電話を切りました。

あまりの呑気な営業トークにだんだん話を聞くのが腹立たしくなり、途中で、電話を切ってしまおうかとも思ったのですが、さすがに事業所として電話を受けているので、あまりにも大人げない対応はやめておこうと思い、ギリギリ冷静に対応はしました。

が…。

電話をかけてきた相手の方も仕事なので、一生懸命営業されていることは理解できます。ただ、今のこの時期に、子どもたちを預かっている事業所に対して営業をかけ、さらに訪問の約束を取り付けようとするのはいかがなものか?それを歓迎してくれる事業所があると本気で思っているのか?と頭の中には“?”マークがいっぱい。

“蜜”になる状況は元より、人と人との接触も極力避けるべき今のこの状況で、こういった形での営業が正しいか正しくないかの判断ぐらいはきちんとしてもらいたいものです。

-代表者ブログ, 日記, ひとり言

© 2024 NPO Selfish(セルフィッシュ)