自分で決めた答えは100%正解!!

本日、教室にて高校2年生のMくんの来年度以降に向けての保護者と担当者を交えての4者面談を行ないました。

来年度の進学に向けて、そもそも進路をどういった方向に考えるのか?

今考えている進路で本当にいいのか?

そこに向けてやるべきこと、やらなきゃいけないことは何なのか?

話をしている中で、一番うれしく感じたことは、本人が自分の気持ちを自分の言葉でしっかり伝えてくれたこと。「そんなことあたり前のことでは?」と思われるかもしれませんが、それができない子、苦手としている子はたくさんいて、Mくんもその一人。そんな彼をずっと見てきたからこそ、それがしっかりできたことは明らかな成長であり、保護者にとっても我々にとっても本当にうれしいこと。

今回の面談の中でも、決めるべきことは非常に明確だし、本人の話を聞いているとある程度の方向性は見えている。でも、答えの出し方が自分のものではない。まわりを意識し、まわりのための答えを選択しようとしている。でも、本人はそれが一番いいことだと思っているし、そうするべきだと思っている。

それ自体が決して悪いことではない。でも、100%正解の答えでもない。

もちろん、何をどう考え、どういう答えを出せばいいのかなんて、まだまだわかっていないし、それを伝え、導くのが我々の役目なので、そのあたりを本人に伝え、目の前にそれまでに本人が持っていなかった選択肢とそこに至る考え方を伝えました。

これからまたしっかり考え、悩み、自分なりの一つの答えに辿り着いて欲しいと願っています。

そうして自分自身で導き出した答えは、100%正解であり、絶対間違いではない答え。自分自身の人生において、現時点における最良の答えです。

保護者が決めたわけではない。

先生が決めたわけでもない。

自分で決めた答え。

本人が一つの答えにたどり着いたとき、保護者もそれを全力で応援し、我々もそのために全力でサポートする。そこに向けて進んでいる中で、いろんなことを知り、いろんなことを考え、いろんなことを悩んで、別の答えにたどり着いたら、そちらに向けて舵を切ればいい。それはまた100%正解の答え。

決して簡単なことではないし、すぐにできることじゃない。でもそういったことも学び、そういったことを意識しながら、進むと進まないとでは結果は大きく違ってくる。

今日、そのことをMくんに伝え、彼自身がそんな意識を持って、少し前に進んでみようと思ってくれたようなので、今日の面談の目的は十分達成できたのかなって思っていますし、そんな小さな成長もまたうれしいこと。

さてさて、彼が自分なりのどんな答えに辿り着くのか?

この先、どんな成長を見せてくれるのか?

今からとっても楽しみです☆

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