『グレーゾーン』という言葉と現実

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発達障がいについて考える中で『グレーゾーン』という表現があります。

この『グレーゾーン』という言葉は、障がいの世界においての表現として使われるだけのものではなく、いろんな分野で使われる言葉ではありますが、昨今、発達障がいに関わる中でこの言葉を耳にする機会は非常に多くなった気がします。

そんな『グレーゾーン』という言葉ですが、聞く側の捉え方次第で、いい方向にも悪い方向にも触れてしまう、意味に揺れのある表記方法。それゆえに、その言葉の持つ意味というより、その言葉を使われる場面や状況をしっかり見極め、判断する必要があると思います。

8月24日配信分の産経WESTにこんな記事が掲載されていました。

発達障害の「グレーゾーン」 実際には診断レベルも 見落とされやすいタイプのASD

記事の中では、この『グレーゾーン』という言葉については、

一般的に、発達障害の傾向はあるが診断レベルではないことを意味する。だが専門家からは、本来であれば診断レベルにありながら見落とされているケースもあると指摘する声も。

と、記載されていました。

大切なであり、気を付けないといけないことは、この言葉の説明の後半の内容。

『グレーゾーン』の中の“グレー”という言葉が持つイメージと、その言葉にすがりたい保護者の心情として相まって、“グレー”=セーフという図式になりやすく、そのために『グレーゾーン』という診断により、意識的、無意識的に限らず、そこから何もせずに過ごしてしまうことも少なくない。

その結果、ある程度大きく成長した後や、大人になってから困ることも多くなり、現在、いろんな形で問題とされていることの原因にもなっているということもしっかり意識しておかなければならない。

もちろん、こういった問題について考えるときに、「これが正解」「これは不正解」という明確な線引きはなく、ケース・バイ・ケースで考えなければいけないこと。

だからこそ、問題意識を持つこと、いろんな情報を収集しておくこと、柔軟な考え方を持っておくこと…などを普段から行ない、そして、それらすべてから総合的、かつ子どもの未来につながる最善の選択ができるようにしておくことが大切だと思います。

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