昆虫好きの子どもたちに『要注意』の情報です!!

一見、その形態はクワガタに見え、なおかつ、身体の部分が赤色で目立つ。記事に載っていた、今月8日に滋賀県大津市の住宅街でこの虫を捕まえた小学2年生の男の子も、「新種の赤いクワガタかと思った。」とコメントしているように、昆虫好きの子どもたちにとっては、すごく興味を引かれる虫が、昔に比べて生息域を広げながら、西日本内のいろんなところで見られているそうです。

それがこの“ヒラズゲンセイ”という虫です。


(※画像は神戸新聞NEXT 虫顔図鑑より引用。)

そして、この虫がなぜ『要注意』なのかというと、体液が有毒で、人間が触ることでその体液が皮膚につくとかぶれや水膨れを引き起こすことがあるのだそうです。

かっこいいし、変わっているし、なによりクワガタに似ているから、もし見つけてしまうと子どもたちは何も考えずに捕まえようとしてしまうことは想像に難くないので、こういった情報はしっかり子どもたちに伝えておく必要あり。

そもそもは、四国などの温暖な地域で見られた種だったものが、温暖化の影響からか生息域は年々北上しており、現在では京都や滋賀でも確認されているという。ここ岡山では、2006年に玉野市で最初に発見され、それ以降では岡山、倉敷市などで確認、2014年7月には笠岡市でも見つかっているそうです。

また、その当時は、岡山県が分布の本州西端だったのに、昨年の8月には岡山県内の高校生が広島県福山市で発見(広島県内で初)し、さらにその生息域が広がっていることが確認されているということ。

すなわち、岡山県南部のこの地域に“ヒラズゲンスイ”生息していて、子どもたちがいつ出会ってもおかしくない状態。

これから夏休みにも入るこの時期。時間がいっぱいあって、外で遊ぶ子どもたちが増え、もちろん、それに比例して虫取りをする子も増えるはず。ましてや、クワガタに似た、パッと見ると「カッコイイ!!」って思っちゃう虫となると、ついつい捕まえたくなるのはあたり前。

こういった情報にもしっかりアンテナを張って、少しでもリスク回避できるように気を付けましょう☆

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