紫陽花の花の色

第1問
『紫陽花』が読めますか?

正解は、『あじさい』です。

って、今日は漢字のお勉強の話ではなく、その紫陽花の色の話なので、問題も第1問で終わりです。笑

 

紫陽花は梅雨の時期、街のあちこちで見かけるきれいな花。青色だったり、ピンク(赤)色だったり、時には紫色だったりといろんな色の花と緑色の葉っぱのコントラストがすごくキレイで、雨の景色ともあいまってこの時期の風情を感じる風物詩の一つですよね。残念ながら、今年の中国地方は、まだ梅雨が訪れていないので、そんな景色を見るには至っていませんが…。苦笑

そんな紫陽花の花の色って環境によって変化することがあるってことをご存知ですか?

花(萼)の色はアントシアニンという色素によるもので、アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれている。これに補助色素(助色素)とアルミニウムのイオンが加わると、青色の花となる。従来は理論の域に留まっていたが、今般、実際にアジサイの花で直接確認された。

アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われている(リトマス試験紙と逆なので注意されたい)。これは、アルミニウムが根から吸収されやすいイオンの形になるかどうかに、pHが影響するためである。すなわち、土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し青色を呈する。逆に土壌が中性やアルカリ性であればアルミニウムは溶け出さずアジサイに吸収されないため、花は赤色となる。したがって、花を青色にしたい場合は、酸性の肥料や、アルミニウムを含むミョウバンを与えればよい。同じ株でも部分によって花の色が違うのは、根から送られてくるアルミニウムの量に差があるためである。花色は花(萼)1グラムあたりに含まれるアルミニウムの量がおよそ40マイクログラム以上の場合に青色になると見積もられている。
(※Wikipediaより引用)

こんな雑学をちょっと知っておいて、街中で紫陽花を見かけたときに子どもたちとの話題にできたら、もしかしたら、それをきっかけにpH(酸性度)に興味持ってくれたり、さらに理科の世界に興味持ってくれたりするかも!?!?

いつも言っている話ですが、子どもたちの“学びたい♪♪”って思いが芽生えるタイミングって大人にはほんと不思議なぐらいわからないから、何がきっかけになるかわからないならたくさんタネを蒔くしかない!!

キレイな花の色や景色の話が、そのきっかけの一つになる可能性があるなら、ぜひぜひ子どもたちと話に花を咲かせてもらいたいです♡

 

でも、実は、この紫陽花の色の話には続きがあって…。

最終的に紫陽花の花の色は品種によって決まるところもあるそうです。

ただし品種によっては遺伝的な要素で花が青色にならないものもある。これは補助色素が原因であり、もともとその量が少ない品種や、効果を阻害する成分を持つ品種は、アルミニウムを吸収しても青色にはなりにくい。
(※Wikipediaより引用)

まぁ、それも含めて、学びのきっかけにしていきましょう☆

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