130年もの長きにわたり、世界における質量の基準であった『キログラム原器』がその役目を終えて、新しく『プランク定数』という定数により定義されることになるそうです。ご存知でしたか?
『キログラム原器』
そもそも、「キログラムは知ってるけど、『キログラム原器』って何?」って人も多いかと思います。
『キログラム原器』は正式には『国際キログラム原器』という名前で、これが今から130年前の第1回国際度量衡総会でキログラムの定義の元となる質量とされた物で、現物はこんな感じ。
実際には、こんな感じで保存されている物で、『キログラム原器』を調べた場合も、こちらのような形の物を目にすることが多いと思います。
(※画像はWikipedia『キログラム』ページより引用。)
ただ、いずれの画像もオリジナルの現物ではなく、CGや博物館に展示されているレプリカとのこと。逆に、それだけ厳密に保管されている物で、オリジナルを目にすることなんてあり得ないような物。ってことぐらいの知識のみです。笑
『プランク定数』
そして、今回初めて耳にする『プランク定数』。まぁ~ったく聞いたこともなければ、想像もつきません。なので、調べてみましたが、読んでも全然意味わかりません状態でした。笑
この『プランク定数』による新しいキログラムの定義はこうなるそうです。
キログラムはプランク定数の値を正確に6.62607015×10のマイナス34乗ジュール・秒(Js)と定めることによって設定される
そして、こんな解説も続いてました。
「1キログラムは波長633ナノメートル(赤いレーザーポインターの光に相当)の光子の約3×10の35乗個分のエネルギーと等価な質量」
「1キログラムは波長633ナノメートル(赤いレーザーポインターの光に相当)の光子1個が吸収されたときに約1.05×10のマイナス27乗メートル毎秒の速度変化を生じる質量」
定義=1つのものといったイメージを持っていましたが、このように1つの定義に対して複数の表現が可能であり、それが相互に等価であることが重要であり、本質的なメリットなのだそうです。
と言われても、結局、難しすぎて何のことかよくわかんないし、まったく理解できていません。苦笑
じゃあ、何が言いたいの?
わからないことを、さも知ったげに書いちゃってるわけですが、自分自身も理解できているわけではないし、完全に理解する気もありません。って言うかできません。笑
にもかかわらず、こうして取り上げているのは、理解できるかどうかということではなく、子どもたちが何かに興味を持つきっかけに繋がったらいいなぁ~っていう単純なもの。そのものズバリの知識が大切なのではなく、
「なんだろう?」
「どうしてなんだろう?」
「どうなるんだろう?」
といった小さな疑問こそが、興味のきっかけであり、学びの入り口なのです。特に、今回のように『キログラム』という身近で、小学生も学校で勉強する内容のものが、世界的に定義や考え方が変わるなんてことは、そのきっかけとしては最適なものじゃないかな?って思うわけです。
こういった話題を切り口に、子どもたちの興味や学びの世界を広げてみませんか?