こんな話を聞きました。
エレベーターの入り口(昇降口)で段差が出来て、使用時に少し不便さを感じているそうです。
機械の経年による変化なら調整で直るのでしょうが、時間帯によってはその段差がほとんどなくなるので、なかなか上手く調整しにくいそうです。
その原因は『温度差』。
油圧シリンダーで調整している機械が、温度差により、油分の体積が若干変化することで起こってしまうこの段差。
たいしたことないと言えばそうなんですが、高齢者や障害者にとってはたった少しの差でつまづいて転倒するしたりすることもあるので非常に危険。
いろんな人たちが利用することを想定すると、たった少しの段差であっても無いに越したことはありませんよね。
『温度差』によるものでちょっとした豆知識では、こんな話も聞きました。
ガソリンを入れるときにも時間、すなわち『温度差』を有効に使うとメリットがあるそうです。
ガソリンは気温が5度上がると体積が0.7%増えるため、比較的気温の低い朝のうちに給油しておくと、昼間には気温が上昇してわずかながら量が増えるというもの。
当たり前だけど、昼間に給油した場合は、体積が多いときに入れているので損になってしまう。
ちなみに月間200リットルの給油の場合で、1.4リットルの差が出る計算になります。
ちょっとしたことだけど、資源の有効利用という点や、家計へのやさしさという点で考えると、実践しないよりする方がいいですよね。
機械類や物質による現象だけでなく、人間も『温度差』によって活動量が低下したり、疲れ方が違ったりするので、『温度差』とは上手に付き合うようにしたいものですね。
温度差によって…