『ジョハリの窓』

eラーニングによる教員免許更新講習のお勉強で現在学び進めている章。内容的に、そろそろ終わりに近付いてきました。今回もその中での学びから、子どもたちの教育や成長、そして大人にとっても自分自身の成長につなげられる学びをご紹介。

今回、その講義の中で知った(昔、すでに勉強した内容かもしれませんが…苦笑)のは『ジョハリの窓』。非常に興味深い内容です。

『ジョハリの窓』とは…

1955年夏にアメリカにて催行された「グループ成長のためのラボラトリートレーニング」席上で、サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリ・インガム (Harry Ingham) が発表した「対人関係における気づきのグラフモデル」を後に「ジョハリの窓」と呼ぶようになった。 ジョハリ (Johari) は提案した2人の名前を組み合わせたもので、ジョハリという人物がいる訳ではない。

自己には「公開されている自己」(open self) と「隠されている自己」(hidden self) があると共に、「自分は知らないが他人は知っている自己」(blind self) や「誰にも知られていない自己」(unknown self) もあると考えられる。

これらを障子の格子のように図解し、格子をその四角の枠に固定されていないものとして、格子のみ移動しながら考えると、誰にも知られていない自己が小さくなれば、それはフィードバックされているという事であるし、公開された自己が大きくなれば、それは自己開示が進んでいるととる事が出来るだろう。

コミュニケーション心理学や健康心理学などにて頻繁に使用される考え方である。

(※Wikipediaより引用)

上記の引用を、図解を利用しながら自分自身の解釈も含めて少し学びを進めてみたいと思います。

まず、そもそもの『ジョハリの窓』を図示するとこうなります。

①解放の窓(open self)
自分も他人も知っている自分。この領域が大きい程、他人とのコミュニケーション状態が良好であることになります。
②盲点の窓(blind self)
他人は知っているが自分は知らない自分。この領域が大きい程、自分がわかっていないことになり、他人とのコミュニケーション状態は良好になりにくくなります。
③秘密の窓(hidden self)
自分が知っているが他人は知らない自分。この領域が大きい程、自分を他人に隠している状態ということになり、他人とのコミュニケーション状態は良好になりにくくなります。
④未知の窓(unknown self)
自分も他人も知らない自分。言うなれば、自分の未知あるいは潜在的な可能性の領域。すなわち、成長のカギがここにある!!

成長につなげるためにすることは…

次の図を見てください。

図の中の3つの矢印の部分に示した「フィードバック」「オープン」「チャレンジ」が成長のカギです。

「フィードバック」
他人からの評価や意見をきちんと受け入れ、自分自身にフィードバックすることで自分の知らない自分の領域がどんどん小さくなり、解放の窓の領域が大きくなります。

「オープン」
他人に隠している自分をオープンすることで、他人との良好なコミュニケーション状態が築け、解放の窓の領域が大きくなります。

「チャレンジ」
まさに自分の未知あるいは潜在的な可能性の領域を広げるためのチャレンジ。この領域が小さくなるということさらに解放の窓の領域が大きくなりこと。

先にも書いたように、解放の窓が広がると他人とのコミュニケーション状態が良好であることにつながります。自分と他人との関係が良好になる。とっても幸せなことですよね。そのために大切な3つのポイント「フィードバック」「オープン」「チャレンジ」を学びの場面や日常生活の中にどんどん取り入れ、自分の世界をもっともっと解放していきましょう♪♪

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