「先生、見て見て。」
ちゃんと言葉にして、こちらにその思いを伝えてくれる子。
言葉にできず、目線や態度でその思いを伝えてくれる。
教室では、子どもたちからいろんな形で送られてくるそんなメッセージをしっかり受け取り、子どもたちの思いに応えることがとても大切になります。
もちろん、そのあたりは心掛けて子どもたちの様子を見るようにしていますし、学習場面においてはそんな中で子どもたちのつまづきや困り感を見つけてあげて、それをなくしていくことが私たちの重要な仕事。個別指導の場合は、そのあたりは十分に対応できるためしっかりその子の様子は見れています。
ただ、それがやりやすい環境であるということは、逆にそれに慣れてしまいやすい環境でもあるということ。それによって、子どもたちのメッセージへの対応が甘くなってしまう可能性も考えられます。
生徒と先生だけじゃなく、親子間でも…
子どもの思いがこちらに届いたとき、まずは子どもの方を向き、きちんと目を見てあげることがとても大切です。でも、そこに慣れが生じることで本当に大切なことを忘れがち。
それは…。
顔を向けるだけじゃだめ
心の目を向けてね
先生方に向けて、子どもたちへのメッセージが書かれている中で見た言葉。この言葉を見て、ハッと息を飲みました。同じような思いを感じる先生やお父さん、お母さん方も多いのでは?
子どもたちが本当に向けて欲しいのは顔ではなく“心”。
自分たちが子どもの頃にも感じていたであろうことだけど、大人になって忙しさや慣れでついつい忘れがちになっている大切なこと。
もう一度、しっかり思い出して、ちゃんと心の目を向けてあげられるように心掛けたいと思います。