事業の基礎体力

昨日から行われている行政刷新会議の仕分け作業の報道を見ていて、みなさんそれぞれに考えるところがあったと思う。
仕分け作業そのものや作業内容に対する意見はとりあえずおいといて、対象事業となっている事業を行っている人たちの会議での様子やインタビューを見ていて、規模の大小は別にして自分も事業をしている立場として少し感じたことがある。
それは、事業そのもののあり方をきちんと考える必要があるということ。
ある事業に関する予算の廃止決定を受け、関係団体の代表者が困惑した表情でその思いを話していた。
予算が廃止されてしまうと、現在行っている事業が立ち行かなくなってしまい、事業主体側も利用者側も今後大変困ってしまう様子だった。
そこで行われている事業は、現代社会において非常に必要な事業だと思う。
これからさらに必要とする人が増え、重要な役割を担うであろうとも思う。
ただ、その対象者の数が人口に対して非常に低い比率であるということ。
それが今回の廃止の決定理由。
対象者の多い・少ないが事業支援の継続理由となるのか?
本当に必要な事業に対して支援を行っていくべきではないのか?
その人の訴えはもっともな内容だと思う。
でも、根本的な部分をもう一度考える必要があると思う。
「まず支援ありき」
その考え方で事業を行っていると、今回のような場合に事業継続に支障をきたし、場合によっては事業そのものが行えなくなるという状況に陥ってしまう危険性を持っているということ。
だからこそ、事業を行う際にしっかりとした基礎固めをし、最低限自給自足できちんと事業が継続できる環境を整えること。
つまり、その事業に対してきちんとした基礎体力をつけることが大切だと思う。
そうすれば、今回のような支援打ち切りといったケースでもそれに左右されることなく事業継続することが可能で、そこを必要としている利用者の人が困ることもない。
その基礎体力をしっかりつけた上で、支援等の余剰の力を利用して、可能な範囲で事業に付加価値をつけていく。
決して事業を拡大するのではなく、基本ベースを変えることなく、オプション的な形で新たな事業を行っていく。
いざというとき無くなってしまうようでは本当の意味での利用者のための事業とは成り得ない。
本当に必要な人がいて、その人たちのために事業を行っていくのなら、一番大切なことはその事業をきちんと継続していくこと。
その観点に立って、もう一度Selfishの事業内容やそれを進めていくペースをしっかり考えたい。

-代表者ブログ, 教訓

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