夏休みの宿題は何のためにあるのかちゃんとわかってるぅ?

夏休みが始まって一週間。まだまだスタートから日が浅いこともあり、子どもたちの宿題に対するモチベーションもそこまで落ちておらず、「早めに宿題を全部終わらせる!!」という無謀(!?)とも言える宣言をしてがんばっている子もいます。

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受験生はもとより、それ以外の学年の子たちにも、この夏休みの宿題が何のためにあるのかという意義をしっかり考えてもらって、本当に意味のあるものにして欲しいと思っていますが、目的が『終わらせること』になってしまっている場合が多く、“勉強(学び)”ではなく“作業”と化してしまっている気がします。

もちろん、仮にそうであっても提出しないよりも提出するだけマシな気もしますが、実際のところはいかがなものか…?

子どもたちだけの問題ではなく…

そうなってしまっている原因は決して子どもたちだけにあるわけではなく、宿題を出す側、すなわち学校や先生にもある気がします。ここ数年、いや、もう少し前からかな?夏休みをはじめ、長期休暇中の課題を休みの始まる時期に渡すのと同時に、解答も一緒に配られていることが非常に多い。

だから、『宿題をやっている=答えを写している』って子がたくさん。それは“勉強(学び)”ではなく“作業”だっていうのはそういう意味です。

課題と一緒に解答も渡すってなぜなんだろう?

何を意図して渡してるんだろう??

課題の意味、ちゃんとわかっているのかなぁ…???

早く終われば、確かにあとは楽になる。それで安心して、夏休みの後半に勉強しなければ2学期以降がとっても大変なことになる。

受験生に至っては、そんなことをやっているようでは、受験を前にして半分『試合放棄』しているようなもの。

もちろん、うちの子どもたちにはそのあたりのことは口を酸っぱくしてずっと言い続けているんだけど、なかなか自分のことだと思っている様子がうかがえない…。

自分の学生時代を振り返ってみると、決して偉そうなことが言える立場ではないが、今の先生という立場では偉そうに言わせてもらいます。

「それって意味ないじゃん!!」

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