選挙と入試。違うものだけど、本当に大事な部分はきっと同じ。

告示後、初の週末であり、三連休ということもあり、テレビの報道番組を見ると都知事選のニュースばかり。日本の首都の首長を決める選挙だし、東京オリンピックにも影響のある選挙だけに注目度が高いから仕方ない。

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選挙報道を見ていてフッと思った。選挙って子どもたちの入試と似てるところがあるなって…。

一番大切なものは何なの?

当選したり、合格したりすることなの?

その先に待つもの、その行き着く先は…?

入試絡みの相談を受けてよくする話は、「合格できればいいんですか?本当に大切なことはその学校をきちんと卒業して、卒業証書をもらうことではないのですか?」ってこと。だから、その学校に合格できるかどうかはもちろん大事な判断要素であることは間違いないが、それ以上に大切なことはその学校で過ごす時間の中でどれだけのことを学び、成長でき、きちんと進級、卒業をしてこそ入学できたことに意味があり、本当の喜びにつながるのだと思っている。

選挙と入試

そういった意味では、選挙も同じはず。当選後、その任期の間に公約も含めてどれだけのことを結果として残すことができたのかということが本当に大切なはずなのに、選挙に当選することに全力投球し、その後の候補者(当選者)を選挙権を持つ人間がきちんと見守り、評価をしていないから当選後にグダグダになって問題ばかりになっている気がする。

もちろん、選挙では二期目以降を考えている人はそこを意識して動いているし、きちんと人気を待っとしなかった場合は再選されないという形で評価を受けるのかもしれないが、その当選後の任期中は大きな問題さえ起こさなければある意味安泰だから、当選したことで安心しきっている。

受かったことはゴールではなく、単なるスタートに過ぎないってことをちゃんとわかっておいて欲しいし、そういった位置付けて進路選択を考えて欲しい。

選挙に関しては、選ぶ側にも責任があるので一方的に責めるようなことばかり言うことはできないが…。苦笑

選挙権のない都知事選なので、今回は単なる傍観者にすぎないが、そんなことを思いながら見ていた休日のニュースでした。

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