ダイエットの一つの方法として有名になっている糖質制限。これによって、だ「ダイエット成功しました!!」と話を耳にすることも多く、自分の身のまわりでも糖質ダイエットをしているという人もチラホラ。
それが行き過ぎて、飲食店での食事でもご飯を残す人が多くなって、社会的問題にもなっているらしい。残すぐらいなら、最初からお店に頼んでご飯の量を減らしたり、ご飯を抜いて頼めばいいのにね…。
今回の話は、そこではなく、その糖質制限の正しい知識としては、もう一歩進めるとより効果が高まるという情報。それが、発達障がいにも効果的であるというニュースを見ました。具体的には、脳機能が回復したというものです。
まず大切なことは、糖質制限という言葉について正しい理解がなされていないという内容に驚きました。それ自体が決して悪いというか効果がないという意味ではなく、より効果的な方法としては、糖質を減らした代わりに脂質を摂る必要があるそうです。ニュースの中にはこう書かれていました。
『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』の著者(監修は医学博士の白澤卓二氏)であり、アメリカで最先端の健康科学を研究しているアイザック・ジョーンズ博士は、「糖質制限は減量だけではなく、脳機能やメンタル、集中力の向上などにも効果があり、それも糖質を減らすだけではだめで、代わりに脂質をしっかり摂る必要がある」と指摘します。
この博士の発表している内容によると、糖質の過剰摂取は常に糖質があり余った状態を作り出し、それらの糖質がタンパク質とくっついて熱が加えられることでAGE(終末糖化産物)という破壊的な物質に変化。これが、あらゆる病気の原因となる『慢性炎症』を引き起こしますのだそうです。加えて、過剰な糖質が体に与えるマイナス影響として、血糖値の急激な上下に伴う『脳機能の低下』や満腹ホルモンの分泌量減少による『肥満』など聞くだけでも恐ろしい感じがするものばかり。
糖質制限+脂質摂取
ですから、糖質制限そのものも体には十分効果的な面はありますが、先にも述べた通り、プラスして脂質、それも良いアブラを積極的に摂ることでより効果が高められるそうです。これは「ファットバーニング」という脂質中心のエネルギー代謝の体づくりをすることで次のような3つのメリットがあるといっています。。
・脳の機能がハイレベルで安定し、集中力が高まる
・エネルギーが安定して供給されるため、体の機能が安定する
・インスリンと血糖値が常に安定した水準でキープされる
ニュースで薦められていた良質のアブラなどの具体的な内容はここでは触れませんので、気になる方はネットなどで調べてみてください。ただ、この“糖質制限+脂質摂取”を正しい知識で実践することで、体と脳機能に効果的であるというのなら、それも一つの方法としてチャレンジしてみる価値はあると思います。もちろん、本人の状態や体調などにより個人差はあるはずだし、何よりいくら良いことだと言われても過度にやりすぎると良くないことも多いので、正しい知識と適度なところからが重要だということをお忘れなく!!