本年度最初の定期考査や習熟度テストを受けた子たちの成績が出て、その結果がいろいろ届いています。
その中で、今日届いた2つの結果はとてもうれしいものと、これまでほとんど聞いたことのない不思議なもの。
1つ目のうれしいものはこの春高校生になったYくん。初めて受けた定期考査で学年(コース)順位が73人中15位。中学時代にはとったことのない自己最高順位にうれしさが隠しきれない様子。
しかし、その結果を受けて本人が「今回は上出来すぎたので次は下がる。キープするのは無理。」なんて弱気な発言をするから本人の気持ちを引き締める上で「この順位を一番下にして、これより絶対に下がらないようにがんばること。その気持ちでがんばって結果的に下がってしまうことと、最初から諦めていて下がることが前提の考えでいて、その通りに下がってしまうのは意味が違う。ダメだと思っている時点でダメ!!」とお尻を叩きつつ、しっかり褒めておきました☆
何はともあれ、本人のがんばりがこうやってきちんとした形で結果として出てくれると、本人はもちろん、みんなすっごくうれしいです。
それに反して…
こういう書き方をすると「成績が悪かったって話でしょ!?」と思われた方が大半だと思いますが、違います。
2つ目は、テストを受けたのに結果が出なかったというもの。あまり詳しいことを書いてしまうと問題や誤解が生じてもいけないので簡単な説明だけにさせていただきますが、不可抗力ではあるものの、学校側のミスでテストの結果そのものに公平性を欠く事態が起こったため、最終的に順位をつけることや評価の対象とすることはないという決定が下され、保護者宛てにもその通達がなされ、子どもたちにも謝罪があったそうです。
この結果を受け、試験前からがんばっていたDくんは、中学生になって初めてのテストだったために自分の今の力を知るチャンスだと思っていたので、それを知ることができなかったことをとても残念がっていました。もちろん、結果が出ないことでホッと胸を撫で下ろした子どもたちも少なくなかったと思いますが、がんばった子にとっては本当に残念なことです。
自分自身、長年この仕事をしていて、ごく稀にこういった類いのニュースを聞くことはあっても、実際に関わっている生徒でこんなことになるのは初めてのことです。本人には「なかなかできない貴重な経験ができたと思って♪♪」と笑い話にしながら「初めての成績(順位)は次の期末テストの楽しみにしておこうね☆」と伝えておきました。
次などんな結果が届くかな?
楽しみです♪♪